バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、キケ・セティエン監督が来季もチームを率いることを明言している。 ラ・リーガでレアル・マドリーの優勝を許し、まもなく再開するチャンピオンズリーグ(CL)の結果如何では解任されるとの報道もあったセティエン監督。 画像提供 : valenti enrich バルセロナ は現地時間25日に行われたリーガエスパニョーラ第21節のバレンシア戦を0-2で落とした。 キケ・セティエン監督 は試合後、『バルサtv』で試合を振り返っている。 スペイン『アス』などが伝え … バルセロナ は現地時間25日に行われたリーガエスパニョーラ第21節のバレンシア戦を0-2で落とした。 キケ・セティエン監督 は試合後、『バルサtv』で試合を振り返っている。 スペイン『アス』などが伝え … 【関連記事】 【画像】バルセロナの黄金期フォーメーション バルセロナ、迷走期の真実。 市街地の川で大きな鳥を発見羽広げると2メートル. はい、こんにちは。さてバルセロナの監督が交代してから早3日が経ちます。前回の記事で新監督キケ・セティエンについて期待と不安を書きました。結構不安要素は多いよ!という趣旨で書きましたが、実際はやっぱりワクワクしている自分もいるわけです笑。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 【考察】セティエンバルサを読み解く其の漆 新システム4-3-1-2導入の理由を考える. 昨シーズン終了時までバルセロナの監督を務めていたキケ・セティエン氏が、その古巣について言及した。29日付けでスペイン紙『アス』が報じている。 今年の1月にバルセロナの指揮官に就任し約半年間 … バルセロナのチームデータ 【選手リスト・基本フォーメーション】 バルセロナ Futbol Club Barcelona バルセロナ ユニフォーム 予想フォーメーション. バルセロナからバルベルデ監督が解任され、キケ・セティエン監督体制になってから3週間ほどが経ちました。そしてついにスマホアプリゲームのウイニングイレブン2020でもキケ・セティエン監督が搭載されたので、早速キケ・セティエンでスカッドを作ってみ ホーム; リーガ1部; バルサ; レアル; クラシコ; スペイン代表; リーガ2部・2部B; 海外総合; 欧州CL; ギャラリー; バルサの前監督セティエン、契約問題でクラブを訴える. キケ・セティエンのプロフィール . ウイイレアプリ2020におけるキケ・セティエンの戦術とフォーメーションについての記事です。キケ・セティエンのマネジメント能力や適応力などの基本ステータスから、評価まで詳しく掲載しているのでキケ・セティエンについて知りたい方はぜひご覧ください。 はい、こんにちは。さてバルセロナの監督が交代してから早3日が経ちます。前回の記事で新監督キケ・セティエンについて期待と不安を書きました。結構不安要素は多いよ!という趣旨で書きましたが、実際はやっぱりワクワクしている自分もいるわけです笑。やっぱり新しい監督来るとスタイルはガラッと変わりますし、どんな風になるんだろうという高揚感はありますね。, 月曜の早朝のグラナダ戦まで待てばその答えが出るわけですが、いてもたってもいられないHikotaはとりあえずこの期間ブログを更新しまくるわけです笑。10日のスーペルコパから昨日16日まで更新した記事数はなんと5つ。シャビの就任報道に怒り、バルベルデの解任を悲しみ、不安を抱きつつもセティエンにワクワクするというなかなかにジェットコースターな一週間でした笑。, ということで今回も新監督キケ・セティエンについての記事を書いていきたいと思います。まずは改めてキケ・セティエンがどのようなサッカーをするのかを整理していきたいと思います。まずはやはり彼の率いたチームの試合を改めて観るべきであろうということで、昨シーズンのベティスの試合のマッチレビューを書いていきます。, ちょうどバルサの公式アプリで昨シーズンの試合が全て見れるので、今回教材にするのは18-19シーズン第12節バルセロナ対ベティスの試合です。ご存じの通り、この試合はベティスが4-3で勝利するわけですが、如何にしてセティエンベティスは格上のバルサを破るに至ったのか。詳しく見ていきたいと思います。読んでいる皆さんにも何か参考になる要素があれば幸いです。それでは。, ホームのバルサはこのシーズンのほぼベストメンバーで試合に挑みます。唯一違ったのが左ウイング。今はゼニトにいるマルコムが先発に抜擢されています。懐かしいですね、半年前までいたのに何かすごく昔の選手かのように感じてしまうのは僕だけでしょうか。時の流れが速いんだか遅いんだかよく分かりませんが笑。, 一方のベティスはいつも通りの3バック。一応形は3-4-2-1と記しておきましたが、実際はホアキンがロレンと並んで2トップとも解釈できます。まあそこはわりとケースバイケースかなと思います。状況に応じて前線は上手く配置を変えていますね。ちなみにCBのバルトラと右WBのテージョは元バルサ。ジュニオルは現バルサですね笑。, ひとまずボール保持を志向するベティスなので序盤からハイプレスをかけてバルサのビルドアップを制限していきます。, このように人ベースで1人1人の選手にマークがつきます。ほぼほぼハーフコートマンツーマンですね。ちなみにホアキンはCB、ロチェルソはブスケツ番としてのタスクが与えられます。当然、マンツーマンということで後方ではバルサの3トップに対して3バックが同数で対応するという相当リスクの高い戦術ですね。リスク上等!なセティエンの志向が窺えますね。, そのぶん、裏を取られる形も何度かありました。序盤は、この試合スタメンに抜擢されたマルコムが左サイドを攻略している姿が印象的でした。まあ後方の広大のスペースを3枚のDFで対応すればこのような形ができてしまうのもやむをえないですよね。そのリスクはセティエン的にはOKなのでしょう。裏を取られるのを恐れてボールを相手に渡すくらいなら、リスクを冒してボールを奪いにいきたい監督です。, ただ、チームとしては「高い位置でボールを奪う」というより「ボールを奪う」ほうに重きを置いているように感じました。これは結構大きな違いで、例えばショートカウンターを志向しているチームだと、高い位置でボールを奪うことは重要な守備の要素の1つですよね。一方、ベティスの目的はあくまで「ボールを保持して試合を支配すること」なんですよ。, なので、「高い位置」でボールを奪うことは別にチームとしてマストではなく、できるだけ早くボールを奪い返すことがあくまで目的なわけです。そのため、一応マンツーマンなんですけど、CBに対してそこまで厳しいプレッシャーをかけることはありませんでした。GKのテア・シュテーゲンにもプレスにほとんど行きませんでした。, その分、ベティスが厳しい制限をかけたのがパスコース。先述したようにすべての選手にマークが付いているので、出しどころがありません。こういう時にバルサがとる選択はほぼスアレスへのロングボール一択。そう、つまりベティスの狙いはこのような陣形と守り方をすることで、バルサにロングボールを蹴らせることでした。, もしかするとピケやテアシュテーゲンの技術を鑑みて前方でボールを奪うのは難しいと判断してこの戦術にしたのかもしれませんが、要するにセティエンが優先したのはまずバルサにボール保持をさせないこと。当たり前ですが、相手がボール保持している時はボール非保持ですからね。超絶当たり前ですねごめんなさい笑。ロングボールを蹴らせてしまえば、怖さは半減します。スアレスは慢性的な膝の痛みでポストプレーで踏ん張れなくなっていますし。, さて、次はベティスのボール保持時を見ていきましょうか。バルサからするとマンマークで守備されている分、実はプレスに行くのも単純で、自分のマークについた選手につけばとりあえずプレスにいけば噛み合わせ的には成立します。, ベティスのビルドアップで特徴的だったのは中央のCBが一列ポジションをあげて中盤化すること。これで中盤中央に数的優位を作ろうという意図ですね。GKをビルドアップに加えれば、DFラインに3枚を並べるよりも、1枚あげたほうが角度がつき、ビルドアップのルートが増えます。これは今シーズンのCLで対戦したインテルも採用していました。このCB上げに関しては是非こちらの記事を参照ください。, セティエンのサッカーに関して重要なファクターは、相手の「プレッシャーライン」の背後でボールを受けるということ。相手のプレス隊の背後でボールを受けることをとにかく重視している印象です。, バルトラのポジショニングは結構バルサからすると悩ましいもので、スアレスがここまで下がるのか、それとも中盤の選手が自分のマークを捨てて出て行くのか、判断が難しいところではありますよね。セティエンベティスはこのように前線から厳しくプレッシャーをかけられても安易に前線にボールを蹴りだすことを良しとしません。, あくまで優先事項は短いパスで相手のプレッシャーラインの背後の選手にボールを渡し、オープンな状況(前向きでプレッシャーがかかっていない)を創出することです。全くロングボールを蹴らないわけではありませんが、意味のない苦し紛れのロングボールはセティエンが嫌うプレーの1つでしょう。, ロングボールを蹴るのであれば、サイドに流れるキープ力のあるロレン、もしくは高い位置にポジションを取った両WBへの配給が目立ちました。ロングボールでのプレス回避をするのであれば、サイドに優先順位を置いているようでしたね。, 無理に繋ごうとしてパスがひっかかり、ショートカウンターを受けるシーンも何度かありました。が、セティエンはこのリスクも当然許容しているはず。「プレスをかけられたらとりあえずロングボールで回避!」のマインドになっている今のバルサの意識を変えてくるのか注目していきたいところですね。, システムががっちり噛み合ったこの試合でカギになったのがリオネル・メッシの存在。対面のシドネイから離れ、中盤に落ちることで、中盤で数的優位を確保し、ベティスのハイプレスを分解していきます。, 対面のシドネイからすると、流石にオールコートマンツーマンではないので、この低い位置までメッシを潰しにいくリスクは負えません。メッシがボールを持って相手の守備を破壊する手段は主に2つ。1つは中央を割って入るドリブル。もう1つは異次元のキック精度を活かした対角線のフライスルーパス。この2つを用いることでベティスの守備を壊していきます。, 記事書くために、昨シーズンのバルサ対ベティスを見返しているんだけども、ベティス目線で見るとメッシってとことん戦術破壊兵器だなぁ…と笑, メッシはバルサにおいてまさに「フリーマン」であり、いつ何時どこにポジションを移すか彼が判断することを許容されています。そのため、この試合でも右サイドでボールを受けるのではなく、右のハーフスペースから左のハーフスペースにかけて幅広く動いてボールを引き出していました。, これ自体は別にそこまで特殊な事例ではないんですが、バルサが特殊なのはメッシが真ん中にポジションを取る際に、そのスペースを埋めようという発想があまりないこと。例えば、メッシが真ん中に入ってくれば、スアレスが右に流れるといった動きがそこまで多くないんですよ。むしろ、スアレスは真ん中に留まり、メッシと近い距離で連携することを好みます。, その分、右サイドはSBのセルジ・ロベルトが高い位置へ張り出します。ビダルが右インテリオールで起用される際はビダルが大外のレーンでプレーする機会が多いですね。まあともかくバランスが良いとは言い難いんですが、メッシを最大限に活かすためにこうなってしまうのはある程度仕方のない部分ではあります。, なぜ、ここでバルサのメカニズムをお話ししたかと言うとですね、セティエンは多分この状況をそこまでよくは思わないんじゃないかなと。こちらは過去にfootballistaに掲載されたキケ・セティエンのインタビューの引用です。, 「私は君がポジション外で30回ボールを触ることよりも、君のポジションで5回ボールを触ることを選ぶ」, この発言から察するに、セティエンは自由なポジションチェンジによって不用意にチームのバランスが崩れることを好んでいないように思われます。事実、この試合を通しても、ベティスはほとんど基本フォーメーションの形を崩さないまま戦っていました。もちろん、流れのなかで選手の配置が変わることもありますが、基本的には良いポジションを取り続ければ何の問題もないという考えですね。, ここで、クライフ監督時代のエピソードを1つ。現マンチェスター・シティSDのチキ・ベギリスタインはクライフのドリームチームの一員でした。クライフが就任した年のプレシーズンマッチでチキはクライフの指示通りにプレーしたものの、ボールにほとんど触ることなくノーインパクトで試合を終えてしまいます。「自分はなんて酷いプレーをしてしまったんだ」と落ち込むチキを待っていたのは、クライフの称賛の言葉でした。「君がサイドに開いてくれたおかげで中盤の選手たちは自由にプレーすることができた。」と。, これはこのクライフの考えとかなり近しいですよね。これはボール保持時だけの問題ではなく、ネガティブ・トランジションの際にも大きく関わってくる問題です。バルサはボール保持時、上図のようにバランスが崩れることがしばしばあります。この状態で悪い形でボールを失うと簡単に相手に危険なカウンターを許してしまいます。この事実からも攻守において正しいポジションを取ることをセティエン(クライフ)は求めているわけです。, 結局バルサはバランスを崩してベティスの守備を攻略しにかかり、ベティスはチームのバランスを保ったまま、プレーすることを望みました。攻撃的なサッカーと聞くとなんだか自由度が高そうなイメージはありますが、意外と制約が多いのがセティエンのサッカーと考えておいたほうがいいでしょう。, バランスとリズムを崩したバルサは前半2失点。後半は盛り返しますが、結局ベティスに4-3で敗北。ベティスは自分たちのスタイルで、格上相手に完勝を収めました。, ここまでいかがだったでしょうか。簡単にセティエンベティスの特徴をまとめてみました。もちろん、チームが変われば戦術も変わるので、この通りにバルサも戦う!というわけではありませんが、参考にはなると思います。前回記事でも述べた通り、セティエンは自分のスタイルを曲げない監督なので、根っこの部分は変わらないんじゃないかなと。, 明日はブログ更新できないので、次の記事はグラナダ戦のマッチレビューとなります。ワクワクですね笑。流石にプレビューを書くまでの時間がなかったので、とりあえずセティエン政権でどうなるんだろう!が気になる選手の名前だけあげて終わりたいなと思います。, 2シーズン前までの絶対的なレギュラー。現在は負傷の影響もあり、ラングレにポジションを譲っていますが、ハイラインのセティエン体制においては、前で潰せるタイプの彼は重宝されるのではと予想しています。というか、右利きになって欲しい。, 早くもこの選手が重用されそうな雰囲気が漂っていますね。プレー次第では中盤の一角でレギュラーになるやもしれません。まあそれが無理でもセティエンはトップチームで頻繁に起用してきそうな感じはあります。まずはグラナダ戦で出場機会があるか。, 一番気になるのがこの男。セティエンもメッシのポジションを固定するようなことはしないはず。となると、幅広く動き回ってボールに絡みたいタイプのグリーズマンにどのようなタスクが与えられるのか。となるとセティエンのサッカーとどう擦り合わせていくのか、楽しみでもあり、心配でもあります。. バルセロナを率いるキケ・セティエン監督が、11日に行われるバジャドリー戦に向けた公式会見に出席した。『espn』が会見コメントを伝えている。 8失点バルサ・セティエン監督解任へ スペイン紙 [2020年8月15日20時51分] 欧州チャンピオンズリーグ準々決勝 下を見るセティエン監督(AP) セティエンの右腕サラビア. バルサの元監督セティエンの右腕 大敗したバイエルン戦を振り返る「長年の結果」 バルサの元監督セティエンの右腕 大敗したバイエルン戦を振り返る「長年の結果」 2020年12月07日19時50分. キケ・セティエン(ベティス監督) 2020年1月13日、エルネスト・バルベルデ監督の解任を発表したバルセロナ。確たるスタイルを有する名門が新指揮官に指名したのは、キケ・セティエンだった。 今回は2020年1月にfcバルセロナの監督に就任したキケ・セティエンについての記事です。 ウイイレアプリ2020でのキケ・セティエンの戦術やフォーメーションなどをまとめていますので、興味がある方はチェックしてみてください。 fcバルセロナ 2020-2021【選手一覧・フォーメーション・スタメン】 roisun 2019年12月1日 / 2021年1月7日 メッシ依存の体質から立て直すことができず、リーグタイトルは好敵手マドリーに奪われた。 バルセロナは17日、キケ・セティエン監督(61)の解任を発表した。 バルセロナは14日に行われたチャンピンズリーグ(cl)準々決勝でバイエルンに2-8の記録的大敗を喫して敗退。ラ・リーガ、コパ・デル・レイに続くタイトル逸で12季ぶりの無冠が決定していた。 FCバルセロナの前監督キケ・セティエン 契約上の未払い金銭問題について クラブを訴える . 4月22日、水曜日に、キケ・セティエンは、fcバルセロナのベンチに座ってから、100日目を迎えた。1月13日にバルセロナにやってきたセティエン監督のここまでの100日を振り返る。 1) 単独首位. fcバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長の見守る中、選手に最初の挨拶を行なった新監督、キケ・セティエンは、初練習に訪れた。 カンタブリア出身の新監督は、トップチームの選手とティト・ビラノバグラウンドで挨拶を交わした。 フォーメーション. キケ・セティエン(ベティス監督) 2020年1月13日、エルネスト・バルベルデ監督の解任を発表したバルセロナ。確たるスタイルを有する名門が新指揮官に指名したのは、キケ・セティエン … バルセロナを率いるキケ・セティエン監督が、11日に行われるバジャドリー戦に向けた公式会見に出席した。『espn』が会見コメントを伝えている。 はい、こんにちは。さてバルセロナの監督が交代してから早3日が経ちます。前回の記事で新監督キケ・セティエンについて期待と不安を書きました。結構不安要素は多いよ!という趣旨で書きましたが、実際はやっぱりワクワクしている自分もいるわけです笑。 1958年にサンタンデールの労働者階級の地域で生まれたセティエンは勉強は嫌いでしたがサッカーだけには情熱を持ち、家の近くの小さな広場の路上でサッカーをして育ちました。 選手時代. 8失点バルサ・セティエン監督解任へ スペイン紙 [2020年8月15日20時51分] 欧州チャンピオンズリーグ準々決勝 下を見るセティエン監督(AP) 2020- fcバルセロナ. バルセロナ就任後の3試合を見る限り、セティエン監督は”3-1-4-2”を軸に戦っていくことが想定されます。 そして、軸になる選手をタキリバ目線で言わせていただきますと、 スペインのサッカークラブ「バルセロナ」のジョゼップ・バルトメウ会長は、同国のラジオ局「コペ」の放送で、キケ・セティエン監督を解任したことを認めた。 fcバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長の見守る中、選手に最初の挨拶を行なった新監督、キケ・セティエンは、初練習に訪れた。 カンタブリア出身の新監督は、トップチームの選手とティト・ビラノバグラウンドで挨拶を交わした。 昨シーズン終了時までバルセロナの監督を務めていたキケ・セティエン氏が、その古巣について言及した。29日付けでスペイン紙『アス』が報じている。 今年の1月にバルセロナの指揮官に就任し約半年間 … ホーム; リーガ1部; バルサ; レアル; クラシコ; スペイン代表; リーガ2部・2部B; 海外総合; 欧州CL; ギャラリー; バルサの前監督セティエン、契約問題でクラブを訴える. [box05 title="19/20シーズン成績"] リーグ戦:2位 勝点82 25勝7分6敗/86得点・38失点 国 FCバルセロナの前監督キケ・セティエン 契約上の未払い金銭問題について クラブを訴える . スペイン、リーガ・エスパニョーラに所属するfcバルセロナです。最新の2019-2020シーズンのフォーメーションや登録選手・背番号を紹介していきますよ。そしてやっぱり気になるのは注目選手!チームの顔とも言える選手を紹介したいと思います。メン Interview withQUIQUE SETIÉNキケ・セティエン(ベティス監督), 2020年1月13日、エルネスト・バルベルデ監督の解任を発表したバルセロナ。確たるスタイルを有する名門が新指揮官に指名したのは、キケ・セティエンだった。ビッグクラブでの指揮経験皆無の61歳に白羽の矢が立ったのはなぜか。その理由は、彼が信奉するプレースタイルにある。, クライフの志を継ぎ、フィジカルサッカー全盛の今もボールと共に生きている指揮官の信念を、2017年11月収録のインタビューから感じてほしい。※経歴等はインタビュー当時のもの, ──『フットボリスタ』(17年9月号の17-18欧州展望)をご覧になってどうですか?, 「(監督と戦術紹介のページをめくりながら)日本の雑誌が監督の仕事について説明しようとしているのはとても興味深いね」, 「それはしょうがないよ。彼らがサッカーの本当の主役なんだから。ただ、監督の仕事はあまりよく説明され理解されているとは言えない。一般的には監督の仕事は結果で裁かれる。だけど、敗れたとしても監督の良い仕事というのは存在するからね」, ── まずはチームの現状から聞かせてください。リーグ戦11試合を終え5勝2分4敗で8位。この成績についてはどう思いますか?, 「そうだな。一般的には良くやれている。我われへの正当な評価だと思う。プレー内容にふさわしくない結果を得た試合もあった。例えばヘタフェ戦だ(第11節/2-2)。相手にチャンスを作られた時間帯が長かったし、焦って思うようなプレーもできなかった。2点先取されてから彼らには3点目を取るチャンスがあり、我われは2点を返し最後は引き分けることができた」, 「その通り。私にとっては結果よりもチームから伝わってくる印象の方がはるかに大事だ」, 「そうだ。君が良い仕事をすればチームからは良い印象が伝わってくる。そうすれば最終的には敗北よりも多くの勝利をもたらすのは必然だ。もちろん良い仕事をしチームが良いプレーをしても負けることもあるが、普通はポジティブな成績に繋がるものだ。結果とチームのプレー内容は分けて評価するべきで、混同すべきではない」, ── 20得点は上から6番目、21失点は下から5番目です。この数字についてはどう思いますか?, 「2つの面から評価することができる。1つは、前がかりで攻撃面を重視する大胆なチームであるということ。多くの得点は多くの失点をもたらす。両者には相関関係がある。大量得点と少ない失点を両立できるチームはごくわずかだ。我われの今の改善点はここにある。相手ゴール前でのレベルを維持しながら、いかに味方ゴール前で堅守でいられるか。この点を一番心配し改善に最も力を注いでもいる。結局はチームの攻守バランスを向上できるかだ」, ── ということは、得点を減らす代わりに失点を減らすというのは、あなたにとっては駄目だということですか?, 「知っているよ。だけど私は0-0よりも4-4を選ぶ。ショーというのはこのスポーツの重要な構成要素だと思う。選手にとっても失点ゼロを目指して味方ゴール前に常に張り付いて守備をし続けるよりも、前へ向かってプレー、つまり攻撃する方がはるかに楽しい。我われはボールを持つことで、ポゼッションの時間を長くすることで守備をしたいと考えている。君がボールを持っている間は相手はゴールを決めることはできない。この原則は誰も否定できない。君が80分間ボールを持ち続けられれば相手の攻撃オプションは極めて限定される。ただ、我われはまだそれほど長い時間ボールを支配できていないのが現実だ。改善点は多いが時間が足りていない。選手たちの頭にあるプレーコンセプトも変えなくてはいけない。これまで違うコンセプトでプレーしてきた彼らに別のことを要求しなくてはならない。例えば、我われにとって守備とは前に出ることだが、選手たちは守備とは背走することだと思っている。今までボールロスト後にリトリートしていた彼らに、今は前に出てプレスをかけろと言っている。こういう変化を吸収するには時間がかかる」, 「まだその途中だ。変化に対して意欲的に臨んでいても、いざ実戦となると今までやってきた癖が出てしまう。前へ出ろと言っているのに習慣でリトリートしてしまう。長年やってきたことと真逆のことを要求されているのだから大変なのは当然。ビデオを見せて練習を重ねて修正しようとはしているのだけどね。時間はかかるし修正点は多いが満足している」, ── あなたを招へいしたベティスも当然あなたのフィロソフィに同意していないといけませんね。, 「もちろんだ。私を監督にすることはどういう意味なのかわかっているのか、と前もって確認した。さらに私はチームを調べ上げて、私のフィロソフィ、未知の哲学に適応するのに苦労するだろう選手が少なくなく、『もっと保守的なアイディアの持ち主の監督の方が向いている』とまで進言した。だが、クラブは変化の必要性と十分な時間を与えることを約束してくれた。だから合意できたんだ」, 「物事の順番として、最初にクラブが歴史や地域性に基づいたアイディアを確立しなくてはいけない。そのアイディアに沿って何をしたいのかを決める。前へ向かってプレーするのか、それとも守備を固めてカウンターに出るのか。その次に適した監督を探す。監督交代を繰り返していては一つのアイディアは決して定着しない。監督が変わるとフィロソフィが変わり選手が代わる。これでは未来に向け安定した基盤を作ることはできない。新しい監督が来て新しい考え方を導入しクラブもファンも満足している限り、それは何か継続したものになる可能性がある。だからもし、今後私が私の哲学に沿った選手を連れて来られるようになった後、チームが不振に陥って監督を交代するとしたら、理想的なのは私と似た後継者を選んでアイディアと選手を維持すること。そうしないとせっかくの選手への投資が、次の監督の考え方に合わないという理由で無駄になりかねない」, ── しかし、現実にはパスサッカーが通用しないと、より保守的な監督を連れて来る、というのが当たり前になっています。, 「残念ながらその通りだ。私は選手時代を含めるとサッカーに40年ちょっと関わって、いろんなクラブ、監督、選手と接してきた。アイディアを維持するのが難しいのは実感している。プレースタイルに対する確信が足りないんだ。君が監督として選手としての私を獲得した後に、君とまったく正反対の考え方の監督が後継者になったとする。私は信じていないプレーをしないといけなくなるよね。例えばバルセロナは監督を代えてもアイディアは維持してきた。それぞれの監督はニュアンスを付け加えていっただけで、根本的な大転換というのはなかった。大胆な監督と保守的な監督を交互に起用する愚は改めるべきだ」, ── それはつまり、あなたはプレースタイルだけではなく、ベティスというクラブの哲学を変える責任を負っているという意味でしょうか?, 「責任を課されたのではなく、私自身がクラブに複数年契約(3年契約)を要求した。なぜなら過去10年間別のことをやってきたクラブをわずか1年で変えることなどできないからだ。選手のことだって全員をすべて把握しているわけではない。誰が適応でき誰が適応できないかを君は事前に知ることはできない。クラブは私の提案に同意してくれた。新しいアイディアの幕開けとしては良いスタートが切れたと思っている」, ── しかし、そのフィロソフィのせいで例えばGKのアダンの責任ははるかに重くなり、ボール出しのミスで失点したビジャレアル戦(第3節。アダンがボールをさらわれ失点し3-1で敗れる)のようなことも起きます。, 「そうだよ。だから時間が必要なんだ。アダンは偉大なGKだが、私が来るまで足を使ったプレーの練習をしたことがなく、私が彼に要求することを他の監督たちに要求されたこともなかった。アダンにも他の選手にも私が要求したことを意欲的にやってくれ、と言っている。つまり彼らのミスの責任は私が持つということだ。アダンの責任ではない。私がそうするよう要求したのだから。そうでないと選手にライオンをけしかけるようなものだろ? ミスした時だけは選手の責任? とんでもない! 私はアダンを信頼し、こう言ったんだ。『君に要求していることを軽く受け止めないでほしい。それらは君と私との約束であり、君をより良い選手にするものだ。君のプレースタイルに新しいスタイルを加えることで君はより良いGKになれる。確かにミスをすることもあるだろう。だが、その責任は私が持つ。メディアやファンの批判に対しては私が受けて立ち君を守る。私の責任だと言う。さらに、君の責任が重過ぎないよういくつかの条件を用意する。なぜなら、多くの場合(GKのボール出しの)ミスの原因は君にあるのではなく、チームメイトがボールもらいに行かなかったことにあるからだ。君には意欲を持ち続けてもらいたい。これは短期間で達成できるものではなく少しずつ良くなっていくものだから』。今アダンは誰もできると思っていなかったことができる、素晴らしいGKになろうとしている。“馬鹿げたゴール”なんて呼ばれた失点を受け入れるのは、選手たちにとっては苦い経験だったろう。だが、ボール出しがうまくいき得られたメリットの方がはるかに大きい。成功した時にはあまり評価されないものだが、私は評価している」, 「当たり前だよ。ボールが好きだから彼らは選手になったのだから。ボールの後ろを追いかけるためにサッカーを始めた者はいない。校庭では全員がボールを欲しがるものだ。そういう選手へ動き方を指示したり役割を与えることで、監督が彼らの意欲を奪ってしまう。君が監督としてやって来て最初に選手にボールを与えたら彼らは間違いなく喜ぶよ。確かにボールをすべての時間持ち続けることは不可能なのだから守備練習は必要だ。しかし、彼らに(ボール抜きで)走る必要性を説得したかったら、まずはボールを渡すことだ。常にボールを追いかけ、寄せを繰り返し、ファウルをし続けて選手が4回しかボールを触れないチームがあることは知っている。しかし、そういうサッカーは結局、選手を欲求不満にしてしまう。だって走るだけで大好きなボールを持たされないのだから。私にとって最も重要なのはボールだ。これに関して譲渡の余地はゼロだ」, ── あなたのフィロソフィには譲れないものがいくつかあります。まずはボール、[4-3-3]システムもそうでしょうか?, 「システムはさほど重要ではない。なぜなら相手の出方に応じて、選手たちは試合中常にシステムを変え続けていくものだからだ。確かに私のコンセプトでは中盤に1列下がった選手がいて、彼がピボーテ(ボランチ)としてターンをし、ボールを散らすチームを組織する役目を担っている」, 「そうだ。非常に重要な役目を担っている。その前に2人のMFがいて、彼らは常にボールの前にポジショニングしなければならない。彼ら3人、つまり中盤の重要性は否定しないが、そのゾーンにいる選手が2人になる時もあるし、前に1人後ろに2人の並びになる時もあるし、ウインガーが中に入ってくることもあるし、SBが前に出て同じラインに並ぶこともある。システムというのは本来流動的で1つに定義できないものなのだ。それよりも重要なのは状況に応じたポジショニングができること。正しく状況を把握し最適な瞬間に最適な場所にいることだ。システムは重要ではない。選手のポジショニングへの理解が重要なのだ」, 「私は選手に自由を与える。どの程度前からプレスをかけてくるか対戦相手を研究し、どこにフリーの選手を置きプレスをかわしてボールを出すかを練習でリハーサルしていく。ただし、後ろからのボール出しのようなアクションは、どこまでリスクを負うのかという問題なので、実戦では選手の精神状態に大きく左右される。それは個々の自信のレベル、チームとしての能力レベルによって異なるし、相手のプレスの強度という問題もある。リスクを負って前からプレスをかけてくる相手もある」, 「そうだ。こうした様々な条件によって君は選手に決断させるしかない。ある状況でロングボールを蹴らざるを得ないと彼らが判断する」, 「それでOKだ。選手は後ろからショートパスを繋いでボールを出すことの重要性を承知している。いつもロングボールを蹴るような選手を私は起用しないが、状況を見誤ったせいで(1試合で)1、2度ロングボールを蹴ってしまうのはまったく問題ない」, ── そうなんですか? サンティアゴ・ベルナベウでの歴史的勝利(第5節レアル・マドリー戦の0-1)ですら?, 「サンティアゴ・ベルナベウでは良い時間帯もあった。だが、相手は偉大なチームだから、私たちがやりたいことをやらせてくれないのは承知しているが、失点のピンチが多過ぎた。ピンチが多いと私は満足できない。選手がナーバスになりイージーなミスを繰り返す時間帯がなければ、ボールはもっと持てた(40%)はずだ。結果には満足しているが、全体を通じた内容には満足していない。我われのコンセプトとしてはレバンテ戦(第6節/4-0)の方が満足度が高かった。レバンテはカウンターが危険なチームでそれまで無敗。前半我われは辛抱強くボールを扱い、リスクを負うことなく相手を疲れさせることができた。後半相手の疲労が溜まり、前半にはなかったスペースを見つけることができた。加速すべき時は加速しフィニッシュも正確だった」, ── ファンについての話をしましょう。ベティコたちはあなたのフィロソフィを受け入れたと思いますか?, 「全員ではない。たくさんいるからね。人生だってそうだろ? 伝統的にベティスファンはクオリティの高い選手の個人技を歓迎する傾向があるんだけどね。例えばバックパスをすることは時間の無駄ではない。だが、どんな形ででもペナルティエリアにボールを蹴り込んだ方が良い、と考える者たちはいる。時間をかけて説明していきたいと思う。バックパスは逆サイドにスペースを作る手段なのだと。ファンは少しずつそういったことを理解し受け入れ始めてはいる。バックパスをしてボールを持ち続ければ相手チームにチャンスを作られないということがわかれば、彼らも楽しめるのだと思う。選手を説得するのと、ファンを説得するのは同じだよ」, 「もちろんだ。私の監督生命が結果次第なのはわかっている。どんなに良いプレーをしても勝てなければファンは満足せず、私は出て行く運命だ。だが、それはなるべく考えないようにしている。私がやりたいことはすでにはっきりしている。スタイルを変え続けていくわけにはいかない。守備的なやり方をしても結果が出なければ結局は出て行かなくてはならず、ファンだって満足しないのは同じだ。こんな私でもこれまでうまくやってきた。選手時代から私はボールを欲しがった。仲間がロングボールを蹴ったり、私の足下にボールをよこさないと腹を立てたものだった。これが私のアイディア、フィロソフィ、プレーの解釈というものであり、私の仕事はそれを選手に伝えることだ。別のコンセプトを求めるなら別の監督を連れて来れば良い」, ── あなたもご存じの通り、ここのファンは情熱的で拍手からブーイングまであっという間に変わりますよ。, 「理解してくれていると思うよ。特に能力を存分に発揮している選手がいることは見てくれているんじゃないかな。例えばホアキンだ。クオリティの高い選手だけど、ここ数年は今ほど鋭いプレーはできていなかった。36歳になってサッカーを楽しんでいるのが伝わってくる。選手と話せばわかるが、新加入の選手も長くいる選手もほとんどが満足している」, 「私にとってサッカーとは常にボールとともにあるものだった。プレーし始めた時は9番だったが、得点よりもパスを出す方が好きだった。キラーではなかった。トップ下のようにボールをもらい、そして出すことが好きだった。ロングボールを使う監督の時は、よくボールをもらいに中盤まで下がっていた。その後ポジションを下げてMFとなり、思う存分ボールを触れるようになった。そういう好みが根本にあって、その後クライフのバルセロナやアヤックスのような“サッカーをする”チームに注目するようになり、彼らと対戦した時に気が付いた。全然ボールに触れないじゃないか、と。ボールを追いかけてもすぐパスを出されてしまう。何が起こっているんだ? どうすればこんなプレーができるんだ? と疑問を持ち、私もこういうスタイルが好きだし実践したいと学び始めた。私は自分のニュアンスを付け加えてはいるが、大元のアイディアは監督クライフのバルセロナのものだ」, ── でも、それはクライフの下でプレーした経験によるものではなく、対戦した経験によるものなのですね。, 「バルセロナと対戦した時は90分間のうち80分間は相手ボールで走り回らされるだけだった。28歳の時のこの経験から勉強と分析を始め、少しずつ監督の道へ入って行った」, ── あなたはチェスが趣味ですよね。戦術的に言ってサッカーとは共通点があるものでしょうか?, 「ないことはない。私はサッカーでは中盤を最重視するが、チェスのプレーヤーにとっても盤の中央というのは最も大事なところだ。中央を支配すれば盤のどこへでも行けるし、駒も組み合わせやすい。中盤の選手というのはプレーを読みやすく、周りを使いやすい。ボールの行き来が一番激しい中盤にこそ最高の選手を起用しなければならない」, 「私は目標を立てない。特に今は新しい監督の下で新しい選手もたくさん入って来た。他の多くのチームも刷新された。どんなチームと競い合うことになるのかはまだわからない。11節を終えて、自分たちが大体どのくらい戦えそうかという展望が開けてきてはいるが。あえて言えば、目標は順位表の上で快適な位置にいることだが、最優先課題はさっきも言ったようにアイディアを植え付け、それを定着させて選手たちを成長させ、誰を来季以降も継続させるか、どんな選手を新たに獲得しなければならないかを見極めること。その上で、残り8節ほどになって欧州カップ戦の出場権を争える状況にいれば、それに越したことはない。だが、今は欧州カップ戦出場権獲得なんて目標にはできない。我われのサッカーには改善の余地が大いにあるし、負傷者だって出るだろうから、どこまで戦えるか私にもまだわからないからね」, ── では、あなた個人の目標は何でしょう? それこそバルセロナの監督をしてみたいとか、スペイン代表を指揮したいとか……。, 「いや、私はそんなことは心配していないよ。私の目標は常に今いるチームを良くすること。ベティスを去る時はみんなに良い思い出を残すことだ。それで十分だよ。バルセロナやレアル・マドリーの監督をしたいなんて思わない」, 「関係ないね。どこでもやることは同じだから。選手のクオリティは高いかもしれないが、その分要求水準も高くなるのだから。私の目標はチームに良いプレーをさせることと、求められるクラブにずっといることだ。クラブが私のやりたいことを理解し安定して一緒に働けるならこのクラブに一生いてもいい。ラス・パルマスの監督に就任する前、2部Bのルーゴの監督だった時、毎年必ずより良い年俸でカテゴリーが上のクラブからオファーが届いたが、私は出て行かなかった。6年目が終わって出て行ったのはクラブのオーナーが変わったから。ルーゴが少しずつ成長するプロジェクトの方が他のクラブへ行くよりも私にはずっと魅力的だった。私は幸せだった。とはいえ、私が野心的でないわけではないよ。チームに良いプレーをさせるというのは十分に大きな野心だ。監督仲間たちがやって来て『君のチームはなんて良いプレーをするんだ!』と言われたり、相手チームの選手に『良いプレーをするね。見ていて楽しいよ』なんて褒められたりするのが一番うれしいよ」, ── ということは、あなたの言う「良いプレー」とはバルセロナのような質の高いチームによって実現可能な一種の“贅沢”ではない、ということですね。, 「違う。私は私の選手に満足しており、彼らに良いプレーをさせたい。私の考えを彼らに植え付けて、グラウンドで実現させたい。それで選手たちも満足であれば良い。確かに技術面でより優れている選手というのはいるが、私が彼らを改善する余地は常にある。バルセロナの選手のレベルに達することはないかもしれない。メッシやロナウドが私のチームにいることはないかもしれない。だが、チームに良いプレーをさせるのが私の最高の喜びなんだ」, 「そうするつもりだ。我われは相手によってスタイルを変えない。ただ、バルセロナは私のチームに戦い方を変えることを強制する、リーガで唯一のチームかもしれない。彼らは我われより上で、我われからボールを奪ってしまうから。同じアイディアでずっとやっているバルセロナから、3カ月しかやっていない我われがボールを取り上げることは難しい。でも他のチームからはどこへ行ってもボールを奪いに行くよ。それで十分だ」, ── 日本のファンはスペクタクルを好みパスサッカーが大好きです。彼らも後半戦のベティスに注目しています。今日は長い間ありがとうございました。, Enrique “Quique” SETIÉN Solarエンリケ “キケ” セティエン・ソラール(ベティス監督)1958.9.27(59歳) SPAIN, カンタブリア州サンタンデール生まれ。選手としては1977年に地元のラシンでMFとしてデビューし、アトレティコ・マドリー、ログロニェス、レバンテでプレーし、1996年に引退。キャリア通算518試合95得点。2001年に故郷のラシンで指導者の道へ進むと、ポリ・エヒド、赤道ギニア代表監督を歴任し、07年に古巣ログロニェスを率いた。07-08途中で解任されるも、1年半の休養を挟んだ09年に当時3部のルーゴ監督の座に就く。10-11はリーグ首位になるも昇格プレーオフで敗退、続く11-12に20年ぶりの2部昇格に導く。その手腕が評価され、15年に当時降格圏にいたラス・パルマスを指揮し10位フィニッシュし名声を高め、今シーズンからベティスの監督に就任した。, COACHING CAREER2001-02 Racing2003 Polidepor tivo Ejido2006 Equatorial Guinea National Team2007-08 Logroñés2009-15 Lugo2015-17 Las Palmas2017- Betis, 進化するサッカーと、答えのない育成――20年後を見据え今何をすべきか?[特集]ゲームモデルvs個の育成。新パラダイムで変化する世界の育成事情。電子版も配信中, 編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。, 守備戦術の洗練、古典復興、サイドの個…リーガに到来した「ポスト・ポジショナルプレー」の時代, [PR]現地在住カメラマン・ムツ・カワモリが選ぶ、2020-21ラ・リーガの注目選手, リーガで起こった逆転現象。なぜ、スモールクラブの方がコロナ禍による経済的ダメージが少ないのか, G大阪の“三笘封じ”を凌駕し2冠達成。フロンターレの、日本サッカーの“正解”に逆行する「サポート」と「プレーテンポ」, 風間八宏の意欲作『サッカー止める蹴る解剖図鑑』 [今月のプレゼント(Issue082)].
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