まさにJリーグのノウハウを活かし、アジアと共に成長していこうという動きが本講義のメインテーマであるアジア戦略です。, 昨今では楽天がバルセロナと大規模なスポンサー契約を締結し、日本企業におけるサッカーの活用にも注目をされている中、小山氏は「欧州のクラブにスポンサードされているお金は、Jリーグおよびアジアのリーグを盛り上げていくことで、より企業のアジアへの協賛を増やしていけるはず。欧州の一極集中からアジアにも資金を流す事。アジアで得た資金をアジアのために使っていき、さらにはJリーグがアジアのリーダーとしてアジアのサッカー市場を盛り上げ、リーグ単位での連携をしていくことが不可欠です。」とお話しいただきました。そして、そのような背景の中で生まれたJリーグのアジア戦略の一例として、アジアの選手がJクラブに加入し注目されていることについて小山氏にお話しいただきました。, グエン・コンフォン選手はベトナム出身のサッカー選手としてJ2クラブの水戸に加入。ベトナムのメッシと呼ばれるグエン選手の加入によりFacebookのフォロワー数の増加や、ベトナムにおける露出が増加。それに伴い、茨城県とベトナム政府がパートナーシップを締結し、特産品の輸出、農業支援をするなど自治体との連携まで推進されています。 jnews会員配信日 2013/9/14 オリンピックは4年に1回開催される、スポーツの世界的な祭典だが、その運営が商業主義になっていることは、各所で指摘されている。 日本から4千キロ以上離れたタイで、jリーグの人気が高まっている。jリーグの試合のタイでの放映権料は、2020~22年シーズンは17~19年の約5倍に。 jリーグと世界のビッククラブとの放映権料収入の差はどのくらいあると思いますか? 今回はjリーグのクラブの放映権料収入と世界のビッククラブの放映権料収入を比較することで、jリーグのクラブと世界との放映権料収入の差を見ていきます。 ◎知らないだけで、リーグが市場拡大に向けて多くの施策を投じていることが分かり、まだまだ情報インプットをしていく必要性を改めて感じました また、ベトナム航空がJ2水戸とスポンサー契約を締結したことに関して、小山氏は「茨城空港にチャーター機が就航し、水戸観光ツアーを実施したところ、水戸のスタジアムに500人集まった試合もあります。」とお話しいただきました。JクラブとASEAN諸国との契約は近年話題のインバウンドによる観光客の増加が促進されるなど、Jリーグの活性化、そして地方の活性化につながっており、まさに2020年に開催される東京五輪に向けての成功事例として、より動向が注目される好循環の一つと言えるでしょう。, また、小山氏はアジアとのパートナーシップの例として、J1クラブのセレッソ大阪が数年前から取り組んでいる事例についてもお話しくださいました。 昨夏、JリーグはPerform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と2017年より10年間、約2100億円の放映権契約を締結。現在も話題になっております。, 多額の放映権料が得られることによって、各クラブの資金得られ、強化に資金を投下できたり事業に投資したりと、サッカー業界を変革するきっかけとなる締結。 現在ではスポーツ業界で活躍するCAMP生が600名を超え、開講から10年目のシーズンを迎えました!, 「全18回(情報)×実践型インターン(経験)×600名越えスポーツ業界人脈(接点)」 開幕1週間に迫ったJリーグ!毎週末行われる試合に一喜一憂出来るシーズンの到来ですね! 商業主義オリンピックの運営資金を賄うテレビ放映権ビジネス. 最後にJリーグのアジア戦略を手掛け、アジアのサッカー界の最前線でご活躍の小山氏から、受講生へ温かい激励のお言葉をラストメッセージとして頂戴しました。, 「“迷ったらGO!”に変わりはないのですが、スポーツ業界という産業を、国自体も産業化するんだという動きがあり、まさにスポーツ産業の過渡期でスポーツを仕事にするには良いタイミングだと思います。ここにいらっしゃる皆さんはスポーツ業界で活躍したいと思っている人がほとんどだと思うのですが、チャンスは沢山あると思いますし、こういった場所でチャンスに備えて、学生でも社会人の方でも今学べることを学んだり、思い続けているとチャンスは来ますので、そのチャンスが来た時には“迷ったらGO!”という気持ちで頑張ってほしいと思います。」, 受講生もこのMARS CAMPで学んだことを今後は”きっかけ”にすることや、実際の”行動”に移して行くことが求められていきます。 また2017年はサッカー代表にとってもこれからの日本サッカー界を左右する大一番を控えており、注目度が高まります。, そんな中、今回のMARS CAMP本講義では、開幕を間近に控えたJリーグより、事業・マーケティング本部の国際部でプランナーとしてJリーグのアジア戦略を担う小山氏にお越しいただきました!, 現在Jリーグの放映権をイギリスのPerform Groupが10年で2100億円と、Jリーグ開幕以来の大型放映権契約を締結しJリーグの動向が注目されています。この日はJリーグの国際部でアジア戦略を手掛ける小山氏に、リーグの仕掛けの最前線、そしてスポーツの普及・強化をメインに迫って参ります。, まずはJリーグについて。 Jリーグと、Perform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス*1「DAZN(ダ・ゾーン)」は、下記の通り2017年より10年間、約2100億円の放映権契約を締結いたしました。 jクラブは、jリーグが一括で結ぶテレビ放映権収入に頼らない“自営力”を備えていると言えます。 しかし、Jクラブには課題が山積しています。 コマーシャル収入への“おんぶにだっこ”、入場者数やスポンサー収入の漸減に伴う売上高の伸び悩みなどです。 jリーグは毎年の収支や事業計画書が開示されており、スポーツビジネスとして経営状況が安定しているかは常に監視の目に晒されています(平成29年度の事業計画書はこちら)。 開示資料を元に開示されている年数の範囲内で10年間の収支状況をまとめてみました。 14 february 2018 下,jリーグ)の全試合を10年間ライブ配信で きる放映権を2,100億円で獲得した。それまで jリーグ中継を担ってきたスカパーjsatの約 要は、試合開催時の球場の「事業権」を所有していることで、放映権のもととなる素材を所有することになり、その素材を「放映権」としてテレビ局やインターネット放送局などに提供できるのです。 ◎Jリーグの100年構想とはまた違った視点からのお話で、Jリーグの全体感と、アジア戦略が日本のクラブを通して地域の活性化にも繋がることが分かり、興味深さを感じました! jリーグをテレビで放送するためには、放映権と呼ばれる放送する権利を取得する必要があります。jリーグの放映権はリーグ全体で一括管理されています。プロ野球の放映権は各球団ごとに管理がされているため、この点はjリーグの特徴と言えます。 詳しくご説明する「無料説明会」を開催します! jリーグがイギリスの世界最大大手、パフォームグループと放映権契約を結びましたね。jリーグ放映権の契約先も何度か変遷を経ていて、それに伴って放映権料も変わっています。ここではjリーグの放映権料の推移とその使い道について見ていきます。jリーグの ・スタジアムを核とした地域再生 ◎サッカーだけでなく、他競技にも取り入れられる展開だと感じました。すでにスポーツ業界内にいる方が他競技から学ぶ姿勢を忘れないのは、こうした情報が得られるからなんだと改めて感じ、私自身もその視点に追いつけるようにしたいと感じました そこが強みだ。従来のテレビにはないコンテンツで、スケジュールの制限がなく、幅広いスポーツの試合をすべて放送できる。われわれが編集してどれを放送するか選ぶ必要はなく、それをファンたちに任せるわけだ。 コンテンツには自信がある。誰もが見たがるJリーグやF1だけでなく、ファンたちの … 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2016年7月20日、Perform Groupの日本法人と、2017年より10年間の放映権契約を締結したと発表した。 全体の50%を占める均等配分は、2015-16シーズンでは1クラブあたり5550万ポンド(約83億3000万円)。. 現在、jリーグの放映権を持っているのはdaznです。そのため、jリーグの試合を見たいと思ったら、daznを利用する必要があります。この記事では、daznがどういうものなのか、またどのようにjリーグと連携しているのかを紹介します。サッカー観戦やスポーツ観戦に興味がある方は、是非ご一 … スポーツ業界最新就・転職関連情報を手に入れたい方もどうぞ!, (※『第19期 MARS CAMP』へのお申込みは、説明会への参加が必須ではございません。), 1984年生まれ。立教大学法学部を卒業後、商社に入社。主に東アジア・東南アジアでのビジネスに従事。 2012年に株式会社Jリーグメディアプロモーションに入社し、Jリーグのアジア戦略室立ち上げメンバーとして参画。 現在、Jリーグの国際展開・アジア戦略を手掛ける。, 08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。, 「スポーツの舞台を支えて、世界中に感動を与えたい。」「大好きなスポーツに一生関わっていきたい。」「今スグ、スポーツ業界に行きたい。」「ゆくゆくはスポーツ業界で活躍したい。」「スポーツ業界の人脈をつくりたい。」マースキャンプは、スポーツビジネスで活躍したい人のための、実践型集中講座です。, 第21期 MARS CAMP 2020 Fall & Winterレギュラーコース(全12講座), 第21期 MARS CAMP 2020 Fall & Winterウェビナーコース(全12講座), 第21期 MARS CAMP 2020 Fall & Winterビジネスコース(全12講座). 開幕から好試合が続出している2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会は、盛り上がりに欠けるといわれていた日本でも連日テレビ放送されている。いざ始まってみたら、世界のサッカーの迫力に寝不足になったという人も増えているかもしれないが、ワールドカップは出場国だけでなく、それ以外の国々からも大きな注目を集めるビッグイベントだ。 前回の2014年ブラジル大会ののべ視聴者数は32億人、決勝のドイツ対アルゼンチンは10億もの人が視聴したといわれるワールドカップだが、その視聴方法に近 … ◎DAZNとの契約に始まり、今注目を集めているJリーグの最新のトレンドを知ることが出来ました。ここでしか聞けない話が多くあり、得した気分でした!笑, 開幕一週間前と世間のサッカー熱が高まる中行われた本日の講義も2時間あっという間に終了! 最新の就・転職情報も併せてお届け。 「タイクラブにスポンサードするビールメーカーのシンハービールはセレッソ大阪に協賛、セレッソ大阪にスポンサードする農機メーカーのヤンマー社はタイのクラブに協賛するといった、両企業のタイ・日本といった進出市場での事業拡大のために、それぞれがクラブのパートナークラブに協賛しています。」スポンサー企業の事業拡大を日本・タイの両クラブで連携し推進していく動きは、企業の事業拡大とアジアの産業市場をより一層盛り上げる、まさにスポーツが企業の課題解決に活用されている事例であると言えるでしょう。, その他の事例として挙げられたのが「Jリーグアジアチャレンジinタイランド」。小山氏は「アジアでのJリーグ認知と人気向上を目的に『Jリーグアジアチャレンジinタイランド』と題し、アジアでの親善試合を開催。日本の企業の協賛が数社入り、Jリーグのアジア進出をさらに促進するものとなりました。これはリーグが企画・開催したものですが、よりこういったアジアのサッカーをJクラブが活用して行く動きが今後増えていってほしいですね。」とお話しいただきました。, Jリーグおよび国内企業のアジア進出が今後増えていくことによって、Jリーグのアジア進出、アジアサッカー市場の活性化はもちろん、日本の企業にとってもより多くのビジネスチャンスが生まれるきっかけとなり、スポーツで企業の課題解決をする動きが今後増えて行くことでしょう。こうした仕掛けを生み出すことがリーグの仕事の魅力でもあります。, そして、小山氏が注目する今後のステークホルダー・キーマンとして、今後のリアルでは「省庁」を挙げていただき、「J2クラブである水戸のインバウンドについて、Jクラブがアジア諸国を活用し、地方の盛り上げにつながったことの事例として挙げましたが、このような動きを加速していくためにJクラブが観光庁と連携することで日本のスポーツツーリズムの促進していくことが必要であると思います。」とお話しいただきました。Jリーグ・アジアのサッカー・そして各国々の発展のためにはアジア全体で連携していくことが重要である、とアジアを股に掛ける小山氏だからこそ感じる考え方を受講生も感じることができたのではないでしょうか。, そして、そんなアジアの舞台で活躍する小山氏のProfessional!仕事の流儀は「迷ったらGO!」。小山氏は「何か選択が迫られた時には迷いが発生するものですが、迷ったらいく。わからないけどまずやってみることで得られるものもあり、その経験から得られたものがとても良いものになったりします。是非迷ったらとりあえずやってみる。チャレンジしていくことが自分を成長させてくれると思います。皆さんも迷ったらぜひチャレンジしてください!」とまさに小山氏らしいお言葉を頂戴いたしました。, 「迷ったらGO」。この言葉には、スポーツ業界で活躍したいと考えている受講生の背中を押し、更なる熱量UPにつながっていったのではないでしょうか。, そして一度キャリアを挟んで、スポーツ業界に入るとしたら「コンサルティング」とのこと。「思考の方法や言語化を学ぶことで、交渉やプレゼンテーションなどに活かせるのではないかと最近考えていました。今振り返ると学びたいスキルの一つです。」とお話しいただきました。, スポーツ業界での活躍を目標にMARS CAMPに参加している方が多くいますが、小山氏のお言葉はスポーツ業界だけに限らず、ビジネスマンとして必要なスキルを示唆するもの。この日の受講生は特にスポーツ×ビジネスの視点を持ち、スポーツ業界という事業領域での活躍を期待したいですね。, この日の講義終了後のアンケートでは 半年間のMARS CAMPも気づけば残り1ヶ月半。この半年間の学びを生かし、本当に業界で活躍する人材になるためには、小山氏のように「迷ったらGO」という瞬発力が必要になることでしょう。, チャンスを作るのは自分次第。皆さんが持つスポーツに対する熱い想いを胸に、これからの自分の姿、青写真を描いてみてはいかがでしょうか。, 【第19MARS CAMP 2019 Fall&Winter 募集受付中!】9月30日(月)締切, 「スポーツ業界で活躍する仲間を増やす」ことを実現し続けるコミュニティとして、 これまでのJリーグ放映権料は年間30億円と言われているから、放映権の価値が7倍に跳ね上がったことになる。これにより、Jリーグチームの経営状況も改善されることが期待されている。 《Jリーグ各チーム(J1)の平均収益構造:2014年》 (営業収入) jリーグの放映権の仕組み. ちなみにjリーグの放映権料はリーグが一括で管理し、それを順位に応じて配分する仕組みなので上記 リンクにおける『jリーグ 配分金』という項目が事実上の放映権料である。(aclやクラブワールドカップの放映権料がどうなるのかは知らない) 2010年からスタートした、スポーツビジネスで活躍するための最速講座。 スポーツ産業市場15兆円を目指し、着々と改革が進む中、Jリーグは重要戦略として、, ・魅力的なフットボール MARS CAMPは更に学生/社会人のスポーツ×キャリアを支える仕組み!, 業界で活躍するために必要な情報と経験と接点を6ヶ月という短期間で一挙に紡ぐための、第19期会員の受付開始を決定しました!, 10月からスタートする「第19期 MARS CAMP 2019FW」について 現在Jリーグの放映権をイギリスのPerform Groupが10年で2100億円と、Jリーグ開幕以来の大型放映権契約を締結しJリーグの動向が注目されています。 この日はJリーグの国際部でアジア戦略を手掛ける小山氏に、リーグの仕掛けの最前線、そしてスポーツの普及・強化をメインに迫って参ります。 ・アジア戦略 ・経営人材の育成 放映権料などjリーグから各クラブへ分配金に差がないため、jリーグ全体の底上げには繋がっているが、飛び抜けた営業収益を持てるクラブが出てこないため、jリーグのトップレベルのチームがアジアの中でも勝てない時代になっている、と言えますね。 放映権料の分配金は、均等配分+順位や放映回数の傾斜配分. DAZN(ダ・ゾーン)という名前に馴染みがない人は多いかもしれません。 2016年夏に開設されたばかりのスポーツ専用の動画配信サービスで、イギリスのパフォーム・グループという会社によって運営されています。 動画配信サービスは近年世界に急激に広まっており、アメリカではNetflixが一般家庭でも当たり前のように契約しており、アメリカだけで5000万件の契約があるそうです。 DAZNはスポーツ配信に特化したサービスで、開設されたばかりですが、既に世界展開を視野に入れて動き出しています。 2017年、jリーグの放映権は、スカパーからdaznに移行しました。その裏には、様々な流れがありました。そして、今後もdaznは、サッカーの放映を行っていくことが決まっています。今回は、jリーグの放映権について紹介。daznが放映権を得た経緯から、daznによって変わったことなどを解説して … ・デジタル技術の活用推進, そんなJリーグのアジア戦略を担う小山氏に、リーグにおける具体的な仕掛けや普及・強化について、仕事のリアルのパートにて迫ります。, Jリーグは、1993年開幕時8府県10クラブが“オリジナル10”として発足したことから始まり、現在は38都道府県54クラブまでチーム数が拡大し、3つのディビジョンに分かれているほど、リーグとして成長をしています。, アジアにおけるJリーグは他国からも成功事例として見られ、現在はタイ・ベトナム・カンボジアなどアジア諸国でもリーグが発足。小山氏は「日本サッカーはまさに世界でも奇跡!と言われています。」とお話し頂いたように、今まさにJリーグは世界からも注目される存在となっています。その一方、日本という国全体で考えると、高齢化、人口減少などの問題により、Jリーグの入場者数は苦戦をしていますが、Jリーグのアセットを海外に持ち出し、アジアのサッカー発展途上国へ活用する動きが活発化しています。 放映権(ほうえいけん)とは、主にテレビ局でのテレビ放送において、他社から借り受けたり配給されたニュース素材・放送番組や、スポーツ・イベントを独占的に放映できる権利のことを指す。 ラジオ放送の場合は、放送権と言う場合が多い。