「フィンランドでは、特別支援教育をどのように捉えているのか?」 今日本でも話題になっている特別支援教育。私自身もフリースクールの運営に携わっているので、特別支援教育や心理学も学んでいきたいと思っているところです。 本日は以下の3つについてまとめていきます。 国立教育政策研究所|OECD国際教員指導環境調査(TALIS) 学力が高く、幸福度も高いフィンランド。その鍵はどこにあるのか――。現地の大学院で学ぶ田中潤子氏が2月、フィンランドからオンラインで報告会を行った。テーマは1月に開催された同国最大の教育イベント「Educa2020」の報告、そして教育改革の歴史だ。 慶應義塾大学学術情報リポジトリ|フィンランド教育におけるマッピングの位置づけと多読指導への示唆 : マッピング実践者へのインタビューに基づく一考察 フィンランドの最北の地方で、太陽が2か月以上も地平線の上に留まる頃は、フェスティバルの季節です。中でも、もっとも特徴的なのは、ラップランドのソダンキュラで行われるミッドナイトサン映画祭で … フィンランドといえば、サンタクロースやオーロラ、ムーミンなどで有名ですね。そんなフィンランドは、実は読書大国として世界中から注目を集めていることをご存知でしょうか?今回フィンランドの教育の特徴についてご紹介します! フィンランドの学校教育は、日本の小学校と中学校にあたる「 基 き そ 総合 そうごう 教育」が9年間、高校または 職業専門 しょくぎょうせんもん 学校にあたる「後期中等教育」が3年間あります。新学期の始まりは8月から。学校は2学期 フィンランドの教育制度の特徴を整理すると以下のとおり。 就学前教育(6歳)〜小中高校〜大学まで私立学校含め無償。 義務教育段階の小・中学校では交通費・給食費・教科書やラップトップ含め無償。 日本でも大きな課題の一つとなっている「保育事業」、それは世界中どこの国でも抱えている問題でもあります。各国でさまざまな保育・幼児教育が行われる中、世界的に素晴らしいと言われているのが、フィンランドにおける幼児教育です。自由に過ごしながらも、 読売新聞|フィンランドの教育改革・上「教師にも『ゆとり』」 学校の授業時間が短いにも関わらず、世界トップクラスの学力を維持しているフィンランド。教育レベルだけでなく、子どもの幸福度も非常に高いことから、今注目が集まっています。フィンランド教育の特徴や、メリット・デメリットをご紹介します。, フィンランドの年間授業日数は、約190日。日本よりも40日ほど少ない日数です。授業時間も小学1~3年生では半日ほどしかありません。, フィンランドでは、「クロスカリキュラム」(複数の教科・科目を横断・総合した学習)を行っています。, 日本では、義務教育中に留年することはほとんどありません。子どもが授業内容を理解できていなくても、学校に通ってさえいれば進級・卒業できます。, フィンランドは子どもの学力が世界トップクラスです。その学力世界一を支える「フィンランド・メソッド」についてご紹介。, 世界屈指の学力を有するフィンランドの子どもたちには、どんな教育が行われているのでしょうか?注目を浴びるフィンランド・メソッドについて、わかりやすく解説している本を4冊ご紹介。. フィンランドの小中一貫校で行われる基礎教育にはいくつかの独特な特徴があります。 エリートを育てない. 教育費が無償のフィンランドでは、給食も無料。休み時間や給食の時間は、いじめやトラブルがないか、当番の教師が注意深く見守るという(エ� Posted 2016年11月25日 2016年11月25日 tsukuru. Ⅱ フィンランドの教育制度の概観と社会 系教科の位置づけ 1 フィンランドの教育制度の概観 まず、フィンランドの教育制度について概観し てみよう。ペルスコウルという義務教育は、日 本と似ている。フィンランドの就学年齢は7歳か らである。 北ヨーロッパに位置する人口530万人の小国フィンランドの教育や、学校システムが優れている理由とは何なのでしょうか?フィンランドの教育が持つ11の特徴を確認し、なぜ、フィンランドの教育が優れており、世界的にも学力を伸ばしているのか迫っていきます。 ける教育の特徴をとらえながら,その優れた点を考察していく。 第1章 フィンランドにおける教育の歴史 現在のフィンランドにおける教育を理解するためには,これまでフィンランドが辿ってきた 教育の歴史を知ることが重要である。 Finland Toolbox|フィンランドの教育 成功への道 経済協力開発機構(oecd)が3年おきに実施している15歳の学力到達度を測る調査(pisa)では、2000年の調査開始以来、フィンランドが常に上位に位置しています。 フィンランドでは、2013年から社会保険省に代わり教育文化省が幼児教育を管轄することとなり、教育改革が行われています。2014年に新ナショナルカリキュラムが告示され、2016年から小学校以上(含:年長児クラス)において、2017年から幼児教育で実施されることになっています。 フィンランド教育の大きな特徴といえる教育費の無償は、全ての子どもが平等に教育を受けられる環境があることを意味しています。 日本の場合、私立の学校だと授業料が高く 、大学進学には多額の費用が掛かってしまいます。 Copyright©こどもまなび☆ラボ 2018 All Rights Reserved. 日経DUAL|フィンランド教育 未来を担う子どもたちへの投資 フィンランドの教育の特徴を3つ紹介しました。 ちなみにオランダではイエナプラン教育といって1つの学級で年が離れていたり、教科の区分がない教育をしているところもあります。 これは外務省の「諸外国・地域の学校情報:フィンランド」を参考に、フィンランドと日本の教育制度を比較した表です。 フィンランドの学校制度は、 1. 北海道教育大学学術リポジトリ|フィンランドにおける美術・デザイン教育 北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部門|フィンランドの教育における知識獲得プロセスに関する考察 フィンランドでは「自分の可能性を最大限に高め、夢を実現したり希望の仕事に就くうえで役立つ、優れた教育を受ける権利がある」という方針の元、 就学前の教育から高等教育まで家庭の所得に関係なく、誰でも平等に学ぶ機会が与えら� 西日本新聞ニュース|全国で教員不足600人超 26都道府県と9市の公立校 「フィンランドでは、特別支援教育をどのように捉えているのか?」 今日本でも話題になっている特別支援教育。私自身もフリースクールの運営に携わっているので、特別支援教育や心理学も学んでいきたいと思っているところです。 本日は以下の3つについてまとめていきます。 J-STAGE|フィンランドの教育最新事情 授業料無料. 国際的にも高い学力を誇るフィンランドの教育システムは今や日本からだけでなく、世界中から注目を浴びています。ここではフィンランドについての教育システムとその特徴や問題点だけでなく、フィンランドはどういった国なのかという豆知識、歴史も交えてご紹介します。 フィンランドの読解教育 日本教育大学院大学客員教授 北川 達夫 年、フィンランドの教育が注目を集めてい る。その理由は、oecdが実施した学習到 達度調査(pisa)で、フィンランドが好成 績をおさめたことによるものだ。特にフィンラン フィンランドの教育はここが特徴的!注目すべき5つのポイント. ハフポスト|フィンランド教育制度をキウル教育科学大臣が語る 「学費無料、テストなし」で世界トップレベルの理由 想像力・記憶力・集中力・問題解決能力がつく! 『マインドマップ』で “脳力” アップ, 「偏差値ではなく、自分に合った進路選び」フィンランドで高校より人気の職業訓練校とは?, フィンランド教育制度をキウル教育科学大臣が語る 「学費無料、テストなし」で世界トップレベルの理由, フィンランド教育におけるマッピングの位置づけと多読指導への示唆 : マッピング実践者へのインタビューに基づく一考察, 想像力・記憶力・集中力・問題解決能力がつく! 「マインドマップ」で “脳力” アップ, 「フィンランド教育」の特徴とは? 「教育費無料」にとどまらない、教育大国のシステム. フィンランド教育の特徴を箇条書きにして見ました Posted 2016年11月25日 2016年11月25日 tsukuru フィンランドの教育が気になったので、調べてわかった事をコピペしていきます。 フィンランドの教育制度 小学校は7歳から始まります。 労働力不足が見込まれている今日、6歳から開始すべきだという意見もあるのですが、7歳から始まるのは、できるだけ長く子供の時間を過ごすほうが、子供の発育を促すとの研究結果が出されているからと言われています。 文部科学省|私立大学等の平成28年度入学者に係る学生納付金等調査結果について ハフポスト|「偏差値ではなく、自分に合った進路選び」フィンランドで高校より人気の職業訓練校とは? フィンランド基礎教育の特徴. フィンランドの教育の特徴について 土平 健雄 , Takeo TSUCHIHIRA 愛知学泉大学・短期大学紀要 (44), 129-133, 2009 高等教育(高等学校もしくは職業学校等)3年 3. フィンランド教育の特徴は?内容やメリット、問題点を詳しく解説! 学校の授業時間が短いにも関わらず、世界トップクラスの学力を維持しているフィンランド。教育レベルだけでなく、子どもの幸福度も非常に高いことから、今注目が集まっています。 初等教育(総合中等学校)9年(又は10年) 2. フィンランド教育の特徴 「フィンランド教育」と聞いて、皆さんがイメージするような項目を挙げてみました。 学力が世界トップクラス; 大学まで無償で教育を受けることができる; テストも宿題もない; 留年がある; 教員の質が高い フィンランド教育の特徴として有名なのは、「大学までの教育費が無料」ということです。しかし、フィンランド教育がすごいのはそれだけではありません! そこで今回は、世界トップの学力を誇るフィンランド教育の秘密を徹底解説していきます。 StudyHackerこどもまなび☆ラボ|想像力・記憶力・集中力・問題解決能力がつく! 「マインドマップ」で “脳力” アップ 2003年に行われたoecdによる生徒の学習到達度調査pisaで、トップレベルの学力を示し、注目を浴びることとなったフィンランドの教育。 世界屈指の学力を有するフィンランドの子ども達。白夜とムーミンで有名なこの国で、どんな子育てや教育が行われているのでしょうか?近年注目を集めているフィンラン... フィンランドは子どもの学力が世界トップクラス。特に読解力に優れていることで知られています。その原動力はフィンランドで行われている教育法にあります。学力世界... 息子が3歳の時、フィンランドに住む親戚の家に10日間ホームステイをしました。親子留学を決断した理由、子連れ海外旅行としての体験談とホームステイのメリット、... 日本で急増中のプリスクール。託児と英語教育の両方のニーズを満たすものとして期待を集めています。実際に娘を通わせている筆者の経験から、プレ幼稚園や保育園、イ... キッズ版MBAともいえる新スクール「dot.school」が2017年10月から東京・中目黒で開校。コース開始に先立ち、「21世紀の初等教育最前線」と題し... 知育と子どもの教育が3分でわかる|Chiik(チーク)マガジン | 英語教育、プログラミング教育、知育おもちゃなど気になる教育・知育情報を紹介します。通信教材やオンラインスクールといったおすすめの教育機関・教材情報も盛り沢山。, Copyright © 知育と子どもの教育が3分でわかる|Chiik(チーク)マガジン, PISAの国際ランキングにおいて、2006年の調査では、フィンランドは読解力は2位、数学的リテラシーは2位、科学的リテラシーは1位と、世界トップクラスの成績をおさめました。, 保育園や小学校に併設されていることが多く、子どもたちが幼児教育から学校教育へスムーズに移行できるよう配慮されています。, フィンランドの基礎教育は9年間で、小学校が6年間・中学校が3年間と、日本と同じ長さ, 基礎教育を終えると、子どもたちは大学進学を目指す「普通高校」か、職業訓練を行う「職業高校」のどちらかに進学します。, 「国民の誰もが公平な教育機会を得られるべき」という理念のもと、就学前教育から大学院まで授業料を無償, もう少し勉強をしたい、自分のキャリアについてもっと考えたいといった場合は、ボランティア追加基礎教育(Voluntary additional basic education)という「10年目」を追加, ボランティア追加基礎教育は、留年のようなマイナスイメージではなく、学びの質を担保するためのセーフティネット, 各教科の内容を連携させて効果的に理解させるとともに、得た知識を組み合わせて問題解決のために使うことで、より実践的な学習が行えます。, マインドマップとは、紙の中心に主題を書き、そこから放射状に線とキーワードを書いていく、思考プロセスを反映したノート術のこと。, 子どもたちが自分の創造力を思う存分発揮して、それを互いに認め合うことで、豊かな個性を尊重できる人の育成に努めている, 「ボランティア追加基礎教育(Voluntary additional basic education)」が設置, 参考URL:Moomin International Kindergarten Tokyo. 最先端の教育を追求し、“これからの学び” をさまざまな角度から伝えてまいります。「心」も「身体」も「脳」も大きく成長する子どもたちが未来への一歩を踏みだすときの、羅針盤となりますように。, 我が子の “やる気” を引き出せる! 子どもの教育に役立つ「心理学系」の資格・検定を4つまとめてみた。, 坂上忍さんの子役育成から学ぶ 子どもの「才」の伸ばし方【第10回】~頑張りすぎない子育て~, 移動中に子どもが騒いだら!? 想像力や質問力、伝える力を鍛える知育遊び【幼稚園~小学生】, 「敬遠するのはもったいない! メリットだらけの砂遊び☆」ゆるクス漫画家 木下晋也のマンガ Ready Study Go!【第30回】, 夏休みの宿題がサクサク進む計画表の作り方【小学生 夏休みの宿題バッチリ大作戦! 第3回】, 親の言うことを聞かないのはナゼ? 聞き分けのない子どもへの間違った声かけ5パターン, 「考える力」を奪う親のNG行為。いま、マニュアル通りにしか動けない若者が増えています, 今すぐ「Famm無料撮影会イベント」に行くべき4つの理由。写真で「自立心」や「自己肯定感」がアップする!. フィンランド教育の特徴とは? 4 ワクワク学ぶ!フィンランド教育の工夫3点! 5 フィンランド式教育を受けた子供は将来成功する可能性大!? 6 世界トップなのに?今年、フィンランドはさらなる教育改 … フィンランドの教育の特徴について 土平 健雄 , Takeo TSUCHIHIRA 愛知学泉大学・短期大学紀要 (44), 129-133, 2009 は,フィンランドの教育改革の特徴を「転換期の社 会と働く者の生活」の中で,「(途中省略)a 教師の 質の確保(修士号取得を義務づけ),s 教師への大 幅な権限委譲(教材・カリキュラム編成,授業内容 等における教師の裁量拡大),d みんなが平等に勉強に励むことができるのが、とても魅力的。わたしの友達� 授業料が無料 フィンランドにおける教育の特徴は、なんといっても、義務教育も高等教育も無料であること。保育園には保護者の収入に応じた利用料を払う必要がありますが、プレスクールから大学・大学院までは学費がかからないのです。さらに、総合学校では教科書も給食も無料。高校では、教科書は自己負担ですが、給食は無料です。 フィンランド外務省によると、「授業料と引き替えに優れた教育を提供する私立学校は、事実上存在しません」とのこと。教育が無料である背景には、「国民には、自 … フィンランド大使館・東京|フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選 北ヨーロッパに位置する人口530万人の小国フィンランドの教育や、学校システムが優れている理由とは何なのでしょうか?フィンランドの教育が持つ11の特徴を確認し、なぜ、フィンランドの教育が優れており、世界的にも学力を伸ばしているのか迫っていきます。 フィンランド教育の特徴として有名なのは、 「大学までの教育費が無料」 ということです。 しかし、フィンランド教育がすごいのはそれだけではありません! そこで今回は、世界トップの学力を誇るフィンランド教育の秘密を徹底解説していきます。 フィンランドの教育の特徴【クロスカリキュラムとは? フィンランドの授業のやり方はどうなっているのか? 初めに、フィンランドの学校では授業1コマが45分で、1~2年生は1日に5時間目まで、3年生以上は7時間目まであります。 文部科学省|平成28年度学生納付金調査結果 リクルートワークス研究所|フィンランド内閣府長官 オッリペッカ・ヘイノネン氏 フィンランドの教育の特徴 フィンランドの教育の特徴を国家教育委員会で受けた フィンランド教育についての説明などから、教育目的 (方針、姿勢)、教育方法・教育内容(教育課程)・教育 制度(状況、教師)・その他(国民感情)に分類して箇条 フィンランド教育の特徴を箇条書きにして見ました . フィンランドの学校教育制度. フィンランドでは、2006年6月1日に発表された教員給与を規定する労働協約(Collective Labour Contract:OVTES)において能力・実績に基づく給与の導入について締結されており、業績志向の要素を取り入れることが可能になった。現在、業績志向の要素をどのような形で給与制度に組み込んでいくか、ということについて継続的な議論が行われている。2006年10月時点では、政府側と組合の交渉が続けられており、能力・実績に基づく給与制度の詳細は2007年の秋を目処にまとめられる予定である … フィンランドの教育、日本の教育(岩竹美加子) ― 3 ― 教育庁の「教育計画の根拠」に準拠しながら、各市町村は幼児教育、基礎教育、高 校教育の計画を作成する。「教育計画の根拠」の内容を具体化、肉付けしたり特徴を 持たせたりする。 Scandihub|日本語, StudyHacker こどもまなび☆ラボ 編集部です。
わたしが思うフィンランドの教育のここをマネしたい . ・ フィンランドの教育の特徴として、以下のような点が挙げられる。 - すべての教育が無料: フィンランドでは、就学前教育から高等教育まで、子どもはすべての教育を無料で受けることができる。無料の範囲とは給食や教材費も含む。(一部、教材費を生徒側が負担する教育課程もある。成人が教育を受ける場合は有料となる。) (引用元:フィンランド大使館、東京|フィンランドで学ぶ) - 16歳までテストは行わない: 16歳までの基礎教育の間、テストは一切行われない。教師は、国が定めたガイドラ … フィンランド基礎教育の特徴の一つは「エリートを育てない」こと … フィンランド教育の主な特徴 大学まで教育費が無料 . フィンランドの基礎教育は9年間で、小学校6年間と中学校3年間の日本と同じ長さです。 フィンランドの小中学校は一貫校が多く、小学校と中学校に分かれることが少ないです。 フィンランドの小中学校は完全無料で、学費無料以外に昼食も健康保健も交通も教材も無料です。 1クラスは平均20~30人程度です。 学校もほとんど小規模で、全国的に見ても人数が500人を超える学校が全体の4%しかないです。 学校では基本的に「遊びながら学ぶ」というコンセプトを中心に授業が行われます。 結果 … 経済協力開発機構(oecd)が3年おきに実施している15歳の学力到達度を測る調査(pisa)では、2000年の調査開始以来、フィンランドが常に上位に位置しています。 フィンランドの教育はここが特徴的!注目すべき5つのポイント. 文部科学省|第4条 (義務教育) フィンランドにおける教育は、「教育費無料」や「マインドマップ」といった単純なキーワードで語りつくせるものではないことがわかりました。全ての背景には、「良質な教育の機会を万人に与える」という強い意志があります。日本でも、これからの教育はどうあるべきか、私たち一人ひとりが真剣に考えたいものですね。, (参考) これらに加えて、フィンランドを特徴づけるの は質の高い教育システムである。第二次世界大戦 の終結を敗戦国として迎えながら、技術立国、福 祉大国として世界に知られるようになったフィン ランドの活力の源泉の一つを、質の高い教育に求 pisa2003で、読解力が世界一だったフィンランドの教育からわかった「成功の3つの秘訣」について紹介します。日本の教育とは似て非なるフィンランドの教育、成功の秘訣とは? Opetushallitus|フィンランド 教育概要 フィンランドの教育制度は日本とは異なる部分が多くなっており、7~16歳が通う「総合学校」が義務教育にあたります。総合学校を卒業した後は、大学進学のための「普通高校」か「職業高校」のどちらかを選択します。 国際的にも高い学力を誇るフィンランドの教育システムは今や日本からだけでなく、世界中から注目を浴びています。ここではフィンランドについての教育システムとその特徴や問題点だけでなく、フィンランドはどういった国なのかという豆知識、歴史も交えてご紹介します。 pisa学力ランキング、世界幸福度ランキングでは毎回上位に名を記すフィンランドです。特徴ある教育が有名ですがどのような学習形態をとっているのか、どのような能力が伸びるのかなどや、教育者の水準や学費についても詳しくご紹介していきます。 フィンランドといえば、サンタクロースやオーロラ、ムーミンなどで有名ですね。そんなフィンランドは、実は読書大国として世界中から注目を集めていることをご存知でしょうか?今回フィンランドの教育の特徴についてご紹介します! 学士もしくはそれに相当(応用科学大学もしくは大学等)3~5年 で、義務教育期間は7~15歳です。 就学前教育は、日本では幼稚園(3~5歳)・保育園(0~5歳)に通園、フィンランドではデイケアセンター等に付設された未就学児学校で教育を受け … かつて「フィンランド・メソッド」なるものが日本で大流行したことを覚えていますか? 2000年代、フィンランドの子どもたちが高い学力を持っていることが注目され、多くのメディアがフィンランドにおける学校教育を取り上げました。皆さんのなかには、関連書籍を買った人がいるかもしれませんね。, 近年、「フィンランド式教育」は当時ほど目立たなくなりました。日本人にとって参考にならないからでしょうか? もちろん、そんなことはありません。流行が下火になっただけで、むしろ教育の多様性がようやく重視されはじめた現在の日本だからこそ、フィンランドの教育界からあらためて学べることは多いのです。そんなフィンランドの教育事情を、詳しくご紹介しましょう。, そもそも、フィンランドの学校教育が日本で注目を集めたきっかけは、経済協力開発機構(OECD)が3年ごとに実施している、学習到達度に関する国際調査「PISA(Programme for International Student Assessment)」でした。同調査は各国の15歳を対象に、読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーの3つを測定するものです。, PISAの国際ランキングにおいて、フィンランドは高い順位を維持する傾向にあります。読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーについて、2000年はそれぞれ1位・4位・3位、2003年は1位・2位・1位、2006年は2位・2位・1位でした。この卓越した結果から、「フィンランドではどんな学校教育が行われているのだろう」と多くの人が興味を抱き、「世界一のフィンランド教育」が持ち上げられるようになったのです。, 今すぐ「Famm無料撮影会イベント」に行くべき4つの理由。写真で「自立心」や「自己肯定感」がアップする! PR, フィンランドの教育制度は、「6・3・3・4制」と呼ばれる日本のシステムとは少し異なります。義務教育にあたるのが、7~16歳の通う「総合学校」。日本でいう小学校と中学校です。9学年全てが同じ校舎で学ぶ学校と、1~6学年と7~9学年の校舎を分ける学校があります。, 総合学校での学びを終えたあと、子どもの約半数は大学進学のため「普通高校」へ、もう半分は「職業高校」へ進むそう。普通高校は、日本の高等学校のようなクラス制ではなく、生徒は自ら学習計画を立てて必要単位を取得します。卒業には2~4年かかるようです。最後に、卒業資格試験として全国統一テストが待っています。受験必須科目は、国語、第2公用語、外国語もしくは数学の3つと、一般教養のなかから1つの、計4科目です。テストの結果は大学の合否判定に使われます。, 職業高校へ進んだ子どもは、2~4年のあいだ、学校や実際の職場などで職業訓練を受けます。生徒は担当の教師や企業の代表者たちから評価され、職業資格、上級職業資格、専門職業資格という3段階の資格を取得。フィンランド教育文化省によれば、職業訓練として、50以上の職業資格で100以上のプログラムが用意されているそうです。フィンランドの社会では「資格」が重視されており、レストランで給仕をするのにも資格が必要なのだとか。社会に出て働くのに、資格の取得は欠かせないようです。, 高等教育機関は、「大学」と「応用科学大学(ポリテクニック)」の2種類。フィンランド外務省が2017年に発行したパンフレットによると、全国に14の大学と25の応用科学大学があります。フィンランドにおける大学の特徴は、学士課程と修士課程がセットになっていること。「大学院」といえば、博士課程を意味するそうです。一般的に、学士課程で3年、修士課程で2年学びます。, 一方、応用科学大学は「高度な能力を必要とする実際的な学習を提供」する場所。経営学や情報技術、ソーシャルサービス、保育などの学位を取得できるそうです。学習期間は、実習期間を含んで3年~4年半。学士号を取得後、少なくとも3年以上就労すれば、修士課程に出願できます。, 2013年、クリスタ・キウル教育相(当時)が来日の際に語ったところによると、1968年にフィンランドで大胆な教育改革が始まりました。「持てる資源のほとんどを教育に投資する」「男女、家族の背景、財力は関係なく、万人に教育の機会を与える」ことを、全ての政党が一致して決断したそう。1972年には、初等学校・中等学校が総合学校として統合され、義務教育が6年から9年に延長されました。, また、1994年にわずか29歳で教育相となったオッリペッカ・ヘイノネン氏も、大きな教育改革を実施しました。深刻な不況下で「国としての強み」を作るため、教育・研究・開発という3つの分野に集中して投資することを政府が決定。ヘイノネン氏は「新たな課題に立ち向かい、それを解決するための思考力や、問題解決能力を身につけた人材」が必要だと考え、以下のような改革を進めました。, 上記の改革によって、学校・教員という教育現場の裁量権が大きくなりました。国の定める学習目標を達成しさえすれば、教え方を自由に決められるようになったのです。自由度の高い授業に必要な専門スキルを身につけるため、教員志望の学生は学士課程と修士課程で厳しいトレーニングを経験します。現在のフィンランドで、教員は多くの人が憧れる人気の職業なのだとか。教職課程には定員の5倍以上が応募するそうです。, フィンランドの子どもは、親の就労状況に関係なく、0歳から保育園(日本の保育園および幼稚園に相当)に通うことができます。保育が必要な全ての子どもに保育施設を24時間確保することが、自治体の義務(罰則つき)なのだそう。フィンランド外務省によると、保育園の教員は大学で修士号を取得しています。, また、総合学校で初等教育が始まる前の1年間、フィンランドの子どもは「プレスクール(就学前教育)」に通って社会性を養います。プレスクールも義務教育に含まれており、保育園か学校内で行われます。, フィンランドにおける教育の特徴は、なんといっても、義務教育も高等教育も無料であること。保育園には保護者の収入に応じた利用料を払う必要がありますが、プレスクールから大学・大学院までは学費がかからないのです。さらに、総合学校では教科書も給食も無料。高校では、教科書は自己負担ですが、給食は無料です。, フィンランド外務省によると、「授業料と引き替えに優れた教育を提供する私立学校は、事実上存在しません」とのこと。教育が無料である背景には、「国民には、自分の可能性を最大限に高め、夢を実現したり希望の仕事に就くうえで役立つ、優れた教育を受ける権利がある」という方針が存在します。お金の問題に悩まされず、自分の関心や必要性に応じて教育を受けつづけられるという環境は、理想的ですね。, フィンランドでは「教師こそが教育の要」だと考えられており、教員の育成に力が入っていることも大きな特徴です。教員の要件として求められるのは修士号。総合学校1~6年次では、教育学を専門とする教師が担任としてクラスを指導します。7~9年次は、それぞれの専門分野を持つ教員が専門科目を受け持ちます。どの段階の教員も毎年、研修を受けるそうです。, フィンランドにおいて、教師はとても人気のある職業。大学の教育学部に入学したり、教職課程を履修したりする際の選考に合格できるのは、総合学校の担任希望者でわずか10%、専門教科の希望者は科目により10~50%だそう。志願者が多いため、「教師として最適な人物を応募者の中から選ぶ」ことが可能なのです。, フィンランドの学校では実際、どのように授業が行われているのでしょう? まず、フィンランド外務省によると、総合学校では1時限の授業が45分で、1~2年生は一日に5時限まで、それより上の学年は7時限までだそう。しかし、現場の裁量が大きいため、授業時間は学校によって異なるようです。また、授業日数は年間で190日。6月から8月上旬までは夏休みです。学期中に秋休みやクリスマス休暇があるほか、自治体によって休日が追加されます。, フィンランドの授業における特徴が、「クロスカリキュラム」(教科・科目を横断した学習項目)を重視していること。世のなかのさまざまな事象は、理科や社会といった科目に分けきれるものではありません。クロスカリキュラムを通して、生徒は情報を有機的に関連づけて考えることを学ぶのです。たとえば、算数と地理のコラボレーションとして、以下のような問題が教科書に載っているそう。, フィンランドの主要都市の地図とそれらの都市間の道路距離が表で示されており、ある都市からある都市を経由して別の都市まで行くのに車で何キロメートル走るかという課題, (引用元:北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部門|フィンランドの教育における知識獲得プロセスに関する考察), 科学教育などを専門とする池田文人・准教授(北海道大学)によると、フィンランドにおいては暗記よりも「学習した内容を表現すること」が重視されているそう。たしかに、知識や経験をインプットするだけでなく、アウトプットすることによって、表現力やコミュニケーション能力が磨かれそうです。, フィンランドの国語の教科書では、学習した内容のまとめとして、たとえば物語や演劇などを創作することが求められたり、ディベートや討論会を行うことが求められる。また理科や社会などでは、学習した内容や観察したことなどを地図や絵にしたり、標本を作成したりする。, また、2016年に導入された新たなコアカリキュラムによって、プログラミングが必修化されました。ただし、独立した科目ではなく、全ての科目において横断的に導入されるそうです。ここでもクロスカリキュラムが徹底されています。, 算数での導入が多くなりますが、音楽や体育にも登場します。1~2年生では正確な指示・伝達を行う方法や論理的な思考を学び、3~6年からはコンピュータやタブレットを使って簡単な動作を習います。7~9年生になるとアルゴリズムについて考え、プログラミング言語を最低1つ学びます。, (引用元:フィンランド大使館・東京|フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選), フィンランドは「教育大国」であるだけでなく、いわゆる「北欧デザイン」の国としても知られています。そんなフィンランドにおける美術の授業はどんなものなのでしょう? 美術教育を専門とする佐々木宰教授(北海道教育大学)が2007年に現地で調査したところによると、総合学校の全学年において、「視覚芸術」と「工芸」の科目が設置されていたそう。「視覚芸術」では制作活動が主ではなく、いわゆる「美術」のほか建築やメディアなどについて幅広く学習されていたそうです。また、「工芸」は「場当たり的なものづくり」ではなく、「生活空間の要求に対して具体的に応えていく造形活動」として捉えられており、技法の習得に重きが置かれていた様子。工芸分野のなかでも特に「テキスタイル(布デザイン)」が重視されていたのは、アパレル企業・マリメッコ発祥の国らしいといえるでしょう。, 「フィンランド・メソッド」が日本で流行した際、フィンランドにおける教育の特色として取り上げられたのが「マインドマップ」です。マインドマップとは、「想像力・記憶力・集中力・問題解決能力がつく! 『マインドマップ』で “脳力” アップ」でもご紹介したように、1つのテーマを中心として、連想したイメージを枝分かれさせながら紙に書き込んでいく思考法。英語教育などを専門とする深谷素子・准教授(鶴見大学)らが2012年にフィンランドで行った取材によると、現地ではマインドマップが普及しており、小学校から教えられるそうです。, インタビュー対象となったトゥルク大学の講師、ティモ・リノッスオ氏の話では、マインドマップの作成を通して「バラバラだった物事を秩序立てて考える」ことが可能になるそう。並列されている情報を順番に覚えるのではなく、それぞれの意味を考えてつなげることで、物事をよりよく理解できるようです。マインドマップを難しいと考える学生はいるものの、リノッスオ氏は、その有用性に気づけるよう何度も書かせるのだとか。たしかに、情報をただ箇条書きにするのではなく、上下左右に広がるツリーとして描くことで、それぞれの物事がどう関連しているのか考えられるようになりますね。, 数度の改革を経て、大きな成果を上げたと思われるフィンランドの教育。一方で、デメリットや克服すべき課題などは存在するのでしょうか?, 教科教育学などを専門とする鈴木誠教授(北海道大学)は、2012年に刊行された論文において、フィンランドの教育界で「露呈してきた様々な問題点」のひとつに、「競争を意識する場面」の出現を挙げました。高校卒業資格試験に臨む生徒を対象とした、年に5,000ユーロ(約64万円)の費用がかかる学習塾が現れたそう。塾に通うことでよい成績がとれ、志望校に入りやすくなるのなら、あまり裕福でない家庭の子どもは、医学部や教育学部といった人気の学部に入りづらくなってしまうかもしれません。, また、リクルートワークス研究所発行の人材マネジメント雑誌『Works』誌上で2014年に掲載されたヘイノネン氏のインタビューにおいて、同氏は「学校における試験のあり方」についてさらなる改革が必要だと述べました。ヘイノネン氏によると、「今でもフィンランドの生徒たちはテストに苦しめられている」そう。たしかに、普通高校の卒業資格試験は、1科目6時間という過酷なもの。準備にも多大な労力が必要となります。ヘイノネン氏は、試験でよい点を取らせることが教育の目標ではなく、学習のプロセスこそが大事なのだと考えているのです。しかし、試験の成績で進路が決まるのであれば、どうしても「よい点を取る」ことが勉強の目的になってしまいがち。これについては日本とあまり変わらないようです。, ここまで、フィンランドにおける教育の特徴を見てきました。日本とは全く違う点もあれば、似ている部分もありましたね。, 特に異なるのは、やはり、フィンランドでは初等教育から高等教育までが無料だという点です。日本でも、憲法により「義務教育は、これを無償とする」と定められています。そして教育基本法により、公立の小・中学校は授業料を徴収しないことになっていますが、ご存知のとおり、私立の学校では授業料が必要です。しかし、フィンランド外務省によると、同国には「授業料と引き替えに優れた教育を提供する私立学校は、事実上存在しない」のだそう。公立学校にしか行けない子どもと私立学校で学べる子どものあいだに格差が生じることはないようですね。, さらに、大学の学費も無料だという点は大きいでしょう。近年、日本でも大学の学費の高さが社会問題として取り上げられているのはご存知のとおり。文部科学省の調査によると、2016年度に私立大学に入学した人が1年で払った授業料の平均は、約88万円。公立大学でも約54万円を徴収するところがほとんどです。これに入学料や施設設備費が加わるので、保護者や学生当人の金銭的負担は、フィンランドとは比べものになりません。大学進学のために返済型奨学金を借りるも返しきれないことで起こる「奨学金破産」という言葉を、フィンランドで耳にすることはなさそうです。, また、教員の地位・待遇も、日本とフィンランドとでは大きく異なります。フィンランドにおいて、教師は多くの人が憧れる職業ですが、採用は狭き門。修士号が必要とされ、大学で身につけた専門性を授業で活かします。ヘルシンキの総合学校に務める、ある教員によると、授業は8時過ぎから14時半頃まで。その教員は17時に帰宅しますが、小さい子どもがいる人はもっと早く帰るそうです。, 日本とフィンランドにおける教員の違いは、2013年に実施された「OECD国際教員指導環境調査」の結果にも表れています。各国の中学校にあたる機関の教員および校長へのアンケートによると、質の高い指導を行う上で「資格を持つ教員や有能な教員の不足」が問題だと答えた校長の学校に所属する教員の割合は、日本が79.7%で参加国中トップ。フィンランドは17.1%で、4番目の少なさでした。, また、社会問題となっている日本の教員の多忙さも、この調査結果から明らかです。1週間の労働時間の合計は、日本が53.9時間でトップ。参加国平均の38.3時間を大幅に上回っています。一方のフィンランドは31.6時間でした。あまりにも多忙だと、生徒ひとりひとりにしっかり向き合ったり、教材研究したりする時間が確保できなくなってしまいそうです。しかも、2018年7月に共同通信が報じたところによると、全国の公立小・中・高等学校において教員が少なくとも600人不足しています。背景には、若手の教員志望者が減っていることなどがあるそう。労働時間の長さを考えれば、無理もないかもしれません。フィンランドでの教員人気とは大きな違いです。, さて、日本とは異なる魅力を持つフィンランドの教育。その一端でも日本で享受することはできないものでしょうか。, 実は2015年、東京・赤坂に、日本初のフィンランド教育を実践する幼稚園として「ムーミン・インターナショナル・キンダーガーデン(ムーミン幼稚園)」がオープンしていました。園内の共通語は英語ですが、教師たちは複数の言語をしゃべることができます。15時から始まるアフタースクールでは、多様なアクティビティを通してフィンランド語・スペイン語・英語・日本語が学べるそう。「自信を持って自身の文化を世界に発信できるグローバルな人材」になることが期待されています。, ムーミン幼稚園の大きな特徴は、「パーソナライズド・ラーニング」として、子ども一人ひとりに異なるカリキュラムを作成すること。一般的な幼稚園のように、全員を同一のカリキュラムに従わせるのではなく、「子どもたちが目的を持って個々のペースで学べる場所でありたい」という願いから、子どもの情熱や才能を引き出せるよう努めているのだそう。子どもが少人数グループのなかで他者と触れ合い、心を育むことにより、「学習効果の最大化を目指しているとのことです。小さいうちから、このように個々を重んじる環境で育てば、自尊心を持ちつつ他者を尊重する人間になれそうですね。, ***