・学校の職業科の見直し 欧州債務危機の行方を世界が固唾を飲んで見守っています。中でも、失業率が欧州連合(EU)で最悪水準なのがスペイン。スペインの全体の失業率は22.8%。25歳以下の若年層失業率はなんと48.9%!若者の2人に1人が失業中です。 スペイン同様、危険視されている他のEU各国の失業率は以下の通り。 ・ギリシャ :全体 18.3% 若年失業率 45.1% ・アイルランド :全体 14.3% 若年失業率 30.2% ・ポルトガル :全体 12.9% 若年失業率 30.4% ・イタリア :全体 8.5% 若年失業率 29.2% 唯一の勝ち組と言われて … ワーストに入る悪い数値です。。。 喫煙者もいまだに多いし, 日本食に比べるとやはりイタリア料理は. 2014年ごろから、アフリカ大陸からイタリアに渡ってくる移民の数が増え続け、2016年はピークの18万人以上になりました。 私が住む町でも、アフリカ系の人たちの姿を多く見かけるようになったり、現実に移民の波が確実に来ているのだなと感じることがあります。 その一方で、ここ10年間の経済不況などで、イタリア国民の貧困もよく耳にします。 今回は、この二つの問題を取り上げたいと思います。 ※1ユーロ=132円で計算 … 情報源: https://www.bergamonews.it/, 年齢別失業率を比較してみると、25-34歳も平均にくらべかなり高い水準にあることがわかります。, なぜこれほどまでにイタリアの若年層失業率は高いのでしょうか。マッキンゼーはイタリアの若年層の失業に関するレポートで、必ずしも昨今の経済危機が原因とは言い切れないとした上で、以下の3つの原因を挙げています。 若者の失業率が高い国での若者の行動の仕方について調査したので分かったことを報告します。, 全ての国に共通しているわけではありませんが、以下の要素がある国は若者のニートが増大する傾向があるようです。, 大卒という学歴や、取得することが難しい特別な資格を、ほぼ活かせないという状況になります。, そのような学歴・資格を持っていても、飲食店でのウェイター・ウェイトレス、運送や清掃といった低賃金の仕事に就かざるを得なくなります。, NEET(not in employment, education or training)という造語はイギリス発祥であり、, たとえば、ヨーロッパのイタリアやスペインでは子どもが成人後も実家で暮らす生活文化があり、, 仕事に就かなくても実家に養ってもらえるので、そのことがニートの増加を助長している側面があります。, などをして毎日過ごすことが多く、日本のニートよりも前向き・開放的な態度で、わりと社会に存在を受け入れられているようです。, 自国の企業が社員の採用数を絞っているせいでいつまで経っても就職できず、自国に見切りをつけて外国へ出稼ぎに行く若者も多いようです。, 運良く英語圏の国に住んでいる若者ならば、出稼ぎに行ける国の選択肢が豊富になります。, 統計上、「自殺者数の増加」と「失業率の高さ」は強い相関関係にあることが知られています。, 国民の自殺数が増えていったり、失業状態にあるせいで貧困化し強奪のような犯罪が起きやすくなるなど、国内の環境が不穏なものになり、治安が悪化していきます。, 先進国は少子化におちいる傾向が強くありますが、若者の失業率が高くなると、少子化がいっそう加速してしまう可能性が高くなります。, 「結婚して子どもを産むことは、就職して安定的な収入を得てしっかりとした生活基盤を作ってからにしたい」と考える若者が多いはずです。, 若者の失業率が高く、失業状態にある若者ばかりという状況では、子どもの出生数が落ち込み、少子化が悪化しやすくなります。, 企業側が門戸を閉ざし、若者を受け入れようとしないと、その企業内で若手が居なくなることになります。, 若手がいないせいで、定年で退職する社員の引き継ぎをする相手がいなかったり、社員が高齢者ばかりで企業の判断が硬直化しやすい、という問題が起こるようになります。, このような問題によって、その国の産業や企業の国際競争力が弱体化してしまうことになります。, EU圏の企業は、社員採用で「経験者」を採用することが原則であり、未経験がデフォルトの若者が採用されることは難しいから, 大量の移民を導入したせいで、低賃金で働く移民に単純労働を奪われ、若者が単純労働に就くことが難しくなっているから, 世界遺産などを売りにした観光業ばかりで肝心の製造業に乏しく(少数の観光客を大量のツアーガイド達が奪い合う状況)若者に仕事が無い, 余暇を楽しむ・あせらずのんびりする・家族との時間を大切にする、という国民性・慣習のせいで若者に労働意欲・自立心が育ちにくい, 経験者を優遇する採用文化があるにもかかわらず、学生を学校で職業訓練する仕組みが全然無かったり未発達だから, デフォルト(債務不履行のこと)の危機におちいったギリシャが緊縮財政を繰り返したせいで国内の産業規模が大幅に縮小して、そのせいでそもそも国内に仕事が無かったり、. 若年失業率40%超の衝撃EU統計局(Eurostat)による8月の統計として、スペインのメディアが一斉に報じたのは、スペインの25歳までの若者の失業率がなんと43.9%になるということだった。この統… 縦軸にインフレ率(物価上昇率)、横軸に失業率をとったときに、両者の関係は右下がりの曲線となる。 フィリップスが初めて発表した時は縦軸に賃金上昇率を取っていたが、物価上昇率と密接な関係があるため、縦軸に物価上昇率を用いることが多い。 ・労働需要に対応した職業訓練の提供 ヨーロッパの先進国、ドイツやフランス、イギリスやイタリア、その他スペインなど、慢性的に失業率が高いですが、根本的な原因ってなんでしょうか?それぞれお国によって事情があるでしょうし、統計の取り方も違うでしょうが、失業率が慢 イタリアの若者失業率は約30% 最初に補足しておくと、この調査は若年層に絞ったものではなく、あくまで全年齢を対象にした調査です。 さらに同調査ではイタリア人の75%は貯蓄額が5,000ユーロ(約60万円)に満たないことも明らかになっています。 目次未だテロはないイタリアなぜイタリアでは、まだテロが起きていないか1.移民の受け入れの多さ2.移民2世が少ない3.ムスリムの失業率が低い4.通信傍受5.マフィアの影響2つの誤解ヴァチカンか … 2008年8月を基準(ゼロ)にした失業率の推移(%の差)は下の図ようになります。 出典: ISTAT月例サマリー ユーロ圏(Euro-area)全体の推移を見ると、リーマンショック(2008年9月)後の世界経済危機、さらにその後の欧州におけるユーロ危機により大きく雇用が悪化した後、2012-13年をピークに徐々に改善していることがわかります。 しかしイタリア(Italia)の雇用改善の足取りは重く、ユーロ圏全体の流れに取り残されているようです。イタリアにおける雇用悪化のピークは2013年の最初の数ヶ月で … 「海外の、若者の失業率が高い国」が、若者失業率が高くなっている原因と、若者の失業率が高い国での若者の行動の仕方について調査したので分かったことを報告します。若者の失業率が高い、有名な国ヨーロッパ圏の国(2015年度の失業率データ) スペイ イタリアにおける2017年の合計特殊出生率は、移民など在伊外国人女性を含めると1.32 で、イタリア人女性に限定するとわずか1.24! 日本の合計特殊出生率は同年で1.43なので、少子化が問題となっている日本よりも低いことになります! しかしイタリア(Italia)の雇用改善の足取りは重く、ユーロ圏全体の流れに取り残されているようです。イタリアにおける雇用悪化のピークは2013年の最初の数ヶ月であり、2017年10月においても危機前の水準からほど遠い状況です(+4.3%)。, 15歳から24歳までの若年層失業率は前月より1.3%低い32.7%でした。2014年3月の43.6%に比べ10%以上改善しました。一時期に比べ低下したとはいえ、依然高いレベルにあります。, この傾向は程度は異なるものの欧州の他の主要国でも見られます。2017年11月の主要国の若年層失業率を比較すると、比較的低い日本やドイツにくらべ、イタリアやスペインは深刻な数字です。, ところで、イタリアの大学卒業時の平均年齢は26.1歳というデータがあります(2016年。短期課程(3年)、後期課程(2年)、一貫制課程(5年または6年)の卒業者の全体を平均)。そのため、大学新卒者の多くはイタリアの若年層(15-24歳)には含まれません。 ・若者の就職をサポートするサービス, これらの施策が若者の失業率改善に効果があるのか不明ですが、学生にとって望ましいことであるのは間違いないと思います。. 『失業率が1977年以来最高の13%に急上昇。15歳から64歳までの人口の2人に1人が無職。Istat(国立中央研究所) の発表によると2014年2月の失業率は統計を取り始めて以来最高の水準に達した。若者の無職率が減少した気配はなく、最近の12ヶ月間で4,2%になった。 パとしての特徴(高失業率、不安定雇用、男性稼 ぎ主型、親族ネットワークに依拠した互助的関係 等)を持つイタリアは、その国内においても地域 間格差が大きいことが特徴である。ここでは、そ -40- はじめに Ⅰ イタリアの貧困と排除の様相 なぜイタリアがマフィア発祥の地に? 四大マフィアと現在の活動 マフィア(伊:Mafia) というのは、今でこそ「西欧版ヤクザ(暴力団)」のような意味合いで使われていますが、本来、イタリアのシチリア島に起源を持つ犯罪組織を指す呼称でした。 出典: https://www.mckinsey.it, ①企業側の需要と若者の選択とのギャップ 肉が多くカロリーもかなり高いですし, イタリアではかなり前から経済的にも. ・情報の伝播と透明化 完全失業率とは、労働人口のうち完全失業者が占める割合のことで、総務省が毎月「労働力調査」で発表しています。完全失業率が高い状況では求人数は少なく、求職者数が多くなる傾向となります。過去と比較して、現在の完全失業率は高いのでしょうか。 イタリア企業の42%は初めて職に就く若者は、就職先にふさわしい準備をしていないと考えている。そして、そのうちの47%(欧州平均は33%、イギリスは18%)は、そのことが、就職後の仕事に悪影響を及ぼしていると考える。 多くの産業分野で求人があるにもかかわらず、求人内容にふさわしい候補者が少ない。若者が学業の分野を選ぶ際に就職との関連性をしっかり認識していない。就職を意識して学部を選択している大学生は30%ほどにすぎない。, ②就職先にふさわしい準備をしていない 大卒の23%、高卒の43%が家族や友人を通じて職を見つけている。15歳から29歳までのイタリア人の若者で、公的サービスの紹介で就職した者はわずか1%に過ぎない。, こうした現状から以下の対策を提案しています。 不景気が続き、35歳以下の失業率は4割に近く、ヨーロッパのなかでも. ギリシャ,スペイン,ポルトガル,イタリアなど, 南欧諸国で高い。総じて失業率の高い国で長期失 業者割合も高い。しかし,日本やドイツのように, 失業率が低くても長期失業者割合の比較的高い国 もある。 男女別にみると,長期失業者割合はどの国でも ・学校と企業の緊密な協力(学生の企業派遣と雇用主の学校派遣) ことに、若年層の失業率の上昇が激しく、 30 歳台前半の労働者の男性の失業率は 2008 年には 5.5 パーセントであったものが、 2015 年にはそのおよそ倍の 10.6 パーセントまで上昇しています (下記 urlに載せたグラフを参照ください) 。 イタリアの高校生および大学生のうち、就職前に職業研修(ステージまたはインターン)を受ける者は半数程度にすぎない。また、その期間も、1ヶ月以下のものが多い(高校生の受ける研修の50%、大学生の受ける研修の30%)。, ③就職のための支援体制の問題 9日、イタリア国家統計局(ISTAT)が2017年11月の雇用統計を発表しました。, 11月の失業率は前月より0.1%低い11.0%でした(速報値)。2011年以降のデータでは、2014年11月の13.0%をピークに緩やかに下降しています。, ユーロ圏(Euro-area)全体の推移を見ると、リーマンショック(2008年9月)後の世界経済危機、さらにその後の欧州におけるユーロ危機により大きく雇用が悪化した後、2012-13年をピークに徐々に改善していることがわかります。 例えば、スウェーデンやイタリア、イギリスでは、若者失業率が25歳以上の失業率のなんとおよそ4倍!この差が最も小さいドイツでも若者の失業率は25歳以上の1,6倍。他の世代に比べて働けない若者が増えているのは事実のようです。 その国の経済の状態を示す一つの指標として『失業率』があります。各国の失業率が「高い国」と「低い国」についてimf(国際通貨基金)が発表しているデータをもとにランキングを作成しています。そして、日本の失業率が低い要因も解説。 30歳以下の失業者の80%は友人、知人、家族を通じて職探しをおこなっており、公的サービスを通じて職探しを試みる者はその3分の1程度にすぎない(ドイツでは公的サービスの利用者が80%を超える)。